前回は「茨城の家 21〜電気配線工事〜」の話でした。
電気配線工事は外壁側の配線を優先して行います。
外壁には断熱材を設置しますが、内壁には原則的に断熱材を設置しません。
そのため、外壁は断熱材を設置する前に配線を行う必要があります。

配線工事がひと段落したので、いよいよ断熱材を設置します。
木造戸建住宅ではグラスウールを使用することも多いですが、ロックウールを使うことが多いです。

密実で断熱性能が高く、施工性も良いです。


断熱材は湿気が入ると痛んでしまい、断熱性能が大きく落ちます。
そのため、ロックウールには防湿性能の高いビニルの袋に入っています。
これをタッカーで止めれば、必要な防湿性能が保たれるようになっています。


この時は2階から順次、断熱材を施工してゆきました。
大きな吹き抜けがあるため、2階の天井・壁に先に断熱材を貼る必要があるからです。


吹き抜けには足場を利用して、丁寧にロックウールを施工してゆきます。



建物全体を断熱材で包むイメージで、
しっかりと断熱性能を高めることが大事ですね。
次回は、内部下地工事です。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。