リビングを1階にして良かったこと②〜リビングとつなげたテラス・空のテラス・無限の高さを持つアウトドアリビング・昼も夜もリビングと寄り添う「テラスの空間」〜|東京の建築設計

前回は「リビングを1階にして良かったこと①〜戸建住宅のリビングの配置・1階か2階か・「暗いリビング」の理由とデザインの解決・1階リビングのメリット・テラスと一体化させた開放的リビング・空のリビング〜」の話でした。

目次

リビングとつなげたテラス:空のテラス

練馬の家:テラス(新建築紀行)

こんにちは。

練馬の家では、建主の

リビングは明るい感じにしたいので、
2階にして下さい。

という当初のご希望に対して、様々な方向から設計を検討した結果、

リビングが2階というご希望ですが、
1階のリビングも良さそうです。

お庭やバルコニー、そして窓を上手くデザインすれば、
1階がリビングでも、十分明るくなりそうです。

子どもも、リビングが1階の方が
良いように思います。

と建主にご説明し、

テラスに向けて開かれた大きな窓で
リビングには燦々と太陽の光が差し込みます。

とてもいい案ですね。
この案でお願いします。

と建主はからは、「1階リビング」の案にご了承いただきました。

今回は、練馬の家で「リビングとつなげたテラス」の話です。

練馬の家:リノベーション前(新建築紀行)

あまり使われてなかったお庭をテラスにして、リビングの空間と接続しました。

「アウトドアリビング」という言葉を聞いたことがある方も、いらっしゃるかもしれません。

テラスとリビングをつなげて、外と中を一体となった空間です。

広々とした
明るいリビングになりそうですね!

設計案を建主に喜んでいただきました。

無限の高さを持つアウトドアリビング

練馬の家:リビング(新建築紀行)

平面的な面積では、それほど広くはないテラスですが、ベランダを取り除き、空が見える空間です。

いわば、「空のテラス」となり広々とした「無限の高さを持つアウトドアリビング」となります。

広々とした広場のような空間として、活用して欲しいと思い提案しました。

リビングが、
家族みんなで楽しく過ごす場となってほしい!

テラスとリビングの段差を、ほとんどなくしてフラットに接続しました。

練馬の家:デザインプロセス(新建築紀行)

アクセスし易いデザインで、引き戸を開ければ開放的なリビングになります。

このテラスで遊ぶのが
楽しいよ!

子どもたちの遊び場として、アクティブな使い方もしていただいています。

昼も夜もリビングと寄り添う「テラスの空間」

練馬の家:テラス(夜景)

夜には、テラスに植えた樹木がライトアップして、浮かび上がる演出をデザインしました。

昼も夜もリビングと寄り添う「テラスの空間」、日々の暮らしを彩るでしょう。

最初は2階リビングと、
お願いしていだけど・・・

1階をリビングにして、
とても良かったです。

広々として、
明るくなった!

建主から、嬉しい声を頂きました。

練馬の家:模型(新建築紀行)

1階リビングの案を
図面・模型で詳細に検討した甲斐があります!

様々な方向から検討した結果、「自信を持って作成した」1階のリビングのデザインです。

先日、この家に伺ったら、小中学生の子ども達が、楽しそうにテラスで遊んでいました。

ここで、
野球の投球練習しているんだ!

活発な子ども達で、野球のボールを的に投げたりしていました。

練馬の家:リビング

子ども達が、テラスで
楽しそうに過ごしている。

リビングの脇に、
テラスを作って良かった。

2階のリビングというご要望以外に、私たちが独自の検討した案。

「建主の意向」に反する設計案でしたが、

考えてみて、
本当によかった。

そう思いました。

竣工写真は下記からご覧ください。

新建築紀行

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