前回は「こだわり詰まったマイホームが建つまで〜建主の要望と設計プロセス・建主の要望と予算・変化する気持ちと設計〜」の話でした。
建主のこだわりとデザインプロセス:既存の柱と梁を活かすデザイン
こんにちは。
今回は、練馬の家を設計する際の私たちの取り組み方や、実際の事例を紹介します。
練馬の住宅は、木造戸建住宅のリノベーションです。
全体的に間取りを変更して、
抜本的に変えて欲しいです!
建主の要望もあり、プラン・間取りを大きく変える方向でデザインが始まりました。
「もともとあった柱や梁を活かすデザイン」というコンセプトでデザインしました。
誰もが「自由に楽しく使える場所」
としてデザインしました。
既存の梁に秩序をもたらしつつ、梁に見立てた建築化照明をデザインしました。
オリジナルデザインの
間接照明です。
天井に見える沢山の梁は、既存のもの、新しいもの、間接照明すべてが同じ様に見えるように工夫しました。
天井の濃い色は建主のご要望で、
木の雰囲気が好きですが、
濃い目の色が良いです。
サンプルを作っていただき色々と検討しながら決めていきました。
夢が詰まったリビングとアウトドアリビングの木のテラス
机の中心に大胆に貫入した柱は、もともとあった柱です。
造作机の天板を支える役目も、担っています。
元々は、収納の柱でしたが、
既存の柱を活かしたデザインを考えました。
ここでは、子どもの読書や学習スペースであったり、大人の方の作業スペースであったり、様々な機能を持ちます。
誰もが「自由に楽しく使える場所」
としてデザインしました。
また、リビングへのご要望もお聞きしました。
リビングを広くして、
明るくして欲しいです。
ここで、「1階リビング案」と「2階リビング案」を検討した結果、「1階リビング案」の方が良さそうです。
そして、現地調査の際にお庭の状況が気になって、建主に聞いてみると、
リビングに面するお庭は
あまり使ってないスペースです・・・
とのことでしたので、「お庭を活かす」デザインを考えました。
お庭に、リビングとスムーズに行き来できるテラスを
作りましょう。
とても
広々とした空間になります。
それは、
いいですね!
以前の雰囲気からガラッと変わり、
おしゃれで広々とした
リビングになって、良かったです!
と喜んでいただきました。
私たちが設計した例の一部を取り上げましたが、すべての作品にそれぞれのテーマがあります。
それぞれが、私たちの思いのつまった建築であり、建て主の夢の住まいになっています。