前回は「土間をSOHOとして活用するシェアハウス④〜コンセプトを端的に分かりやすく表現するタイトル・概算建築費と利回り〜」の話でした。
名建築から学ぶこと:有名建築物の模型作成

こんにちは。
私たちは建主からご依頼をいただき設計をしていますが、

時には著名な建築家が設計した
建築の模型をつくることもあります。
そして、様々な建築家の設計意図を、捉えてみるという取り組みもしています。
設計案は、自然と思い浮かぶということもあります。



影響を受けた建築家の思想や手法に影響される
ということは、誰しもあることだと思います。


それは、建築に限らず、どんな分野でも当てはまることだと思います。
上の模型は、安藤忠雄氏が設計した小篠邸の1/50の模型です。



小篠邸は大規模な建物なので、
外構も含めると、結構大きな模型です。
模型を作って分かる設計者の意図:小篠邸と住吉の長屋とサヴォア邸


学生時代にも課題などで、図面や模型を作成するということをしてきました。
幾何学的構成が強く、コンセプトが明快なのが安藤忠雄の建築です。


安藤忠雄さんの作品を、いくつか作成してみました。
作品紹介というよりは私がどのように作ったか、作りながら感じたことなどをお話ししたいと思います。



ここはこんな風に
なってたんだ!



ちょっとここは
つくるのが、難しいな。
など考えながら作ります。
時には、



安藤さんは、
どのように考えていたんだろう・・・
このように「設計の際の思い」を想像してみることもあります。


模型はホワイト模型と呼ぶ真っ白な素材でつくっています。
見慣れない方は、



なんで白い建物じゃないのに
白でつくるの?
「なぜ、白いボードで作るの?」と思うかもしれません。
テクスチャまで表現しないのは現実的ではない面があるかもしれません。
むしろ「全てを抽象的な白・ホワイトで作る」ことで、空間・ボリュームを考えます。



空間という建築そのものに焦点を当てて、
色々と考えます。
必要な要素だけを取り出し、素材に意図がある場合は反映して作っています。
次回は、実際に作った時のことをご紹介したいと思います。
次回は、上記リンクです。