土間をSOHOとして活用するシェアハウス④〜コンセプトを端的に分かりやすく表現するタイトル・概算建築費と利回り〜|東京の建築設計

前回は「土間をSOHOとして活用するシェアハウス③〜東京における「新たな職住のスタイル」を提案・「広い土間」を活かした共用空間・建築から文化を発信:明快な空間構成〜」の話でした。

目次

コンセプトを端的に分かりやすく表現するタイトル

DOMA-SOHO:模型(新建築紀行)

こんにちは。

各個室に広い土間があり、共用空間も土間がテーマのデザイン。

設計図面と模型が完成しました。

Yoshitaka Uchino

これは面白い案が
出来たね。

Mana Muraki

ネーミングは、
どうしますか?

設計案は、ネーミングも大事です。

コンセプトを端的に、そして分かりやすく表現するタイトルが欲しいです。

DOMA-SOHO:模型(新建築紀行)
Yoshitaka Uchino

土間とSOHOが
テーマだから・・・

Yoshitaka Uchino

”DOMA-SOHO”で
行こう!

Mana Muraki

空間のイメージが湧く、
いいネーミングですね。

軽いノリのようなネーミングですが、分かりやすいので、私たちはとても気に入りました。

概算建築費と利回り

DOMA-SOHO:模型(新建築紀行)

私たちのデザインを、不動産会社に提案します。

不動産会社A

これは
面白いデザインだね!

不動産会社A

時代にも
あっているし。

不動産会社A

早速、
コストを出してみよう。

Yoshitaka Uchino

気に入っていただき、
嬉しく思います。

建築費を出すには、ある程度時間がかかります。

経験の深い不動産会社や建設会社は、それまでの経験から、短時間で「概算建築費」を出します。

「概算費」は、会社にもよりますが、驚くほど短期間で出ます。

俗にいう「大体坪〜円くらい」です。

不動産会社A

建築費は、想定の範囲内
だった・・・

不動産会社A

そして利回りを考えると、
非常に採算性が高い。

不動産会社A

これは、自信持って、
オーナーに提案できるね。

新たなコンセプトと実現までの時間

DOMA-SOHO:模型(新建築紀行)

不動産会社と共に、集合住宅のオーナーに説明した結果、とても良い感触でした。

ところが、まだ実現には、時間がかかりそうです。

DOMA-SOHO:模型(新建築紀行)

近年の工事費の急騰もあり、具体的な積算の際に工事費が高く出る傾向が出たことも理由です。

Yoshitaka Uchino

新しい文化を
発信する建築だけど・・・

利回りがある程度確保されるとはいえ、「新たなコンセプト」にはリスクも伴います。

Mana Muraki

もう少し
時間がかかりそうですね。

Yoshitaka Uchino

新しいコンセプトとデザインが作れたから、
他のデザインにも展開できそうだ・・・

コンセプトとしては、個人邸や集合住宅、幼稚園などの設計の際にも応用できそうです。

現代社会において求められる「多様なライフスタイル」に寄り添った設計も考えています。

リノベーションによって、新たな生活スタイルを生み出したいと思います。

そして、昨今提唱されているSDGsに建築面から出来ることを発信していきたいと考えています。

次回は上記リンクです。

新建築紀行

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