前回は「本棚の壁:リノベーション設計のプロセス⑤」の話でした。

子供部屋でも、本棚の壁という案を発展できないかと考えます。
2部屋確保された、それぞれの子供部屋は約3帖ほどです。
もともと増築する吹抜け部分は、10㎡もない程度です。
そこに2部屋に設けるには、工夫をして合理的に設計する必要がありました。

子ども達のために、できるだけ広い部屋にしたいですね。



できるだけシンプルに作ろう。





3帖のお部屋にベッドと机を置いたら・・・



結構ぎりぎりですね。



本棚の壁を、子供部屋同士の間仕切り壁でも、
取り入れてみよう。
子供部屋内に露出する既存の柱も、本棚と一体化させ、案を練り上げます。


このようにして、より本に囲まれた空間をつくりだします。
はじめは、間仕切り壁を挟んで本棚を配置しました。
それを本棚だけで、分節する方向で検討を進めます。







収納力も上がって、
機能的な部屋になりますね。



「本棚の部屋」って感じだね。





子ども部屋同士の壁の遮音性は、
普通の壁の方が高いです。



本棚の壁にすると、収納力があがります。
面白いですね。



「たくさんの本に囲まれた」
生活になります。
いいですね。
この案で進めてください。
狭いですが、良い子ども部屋になりそうですね!
建主も喜んでくれて、私たちも嬉しいです。
本が大好きなご家族ならではの、設計になってきました。
竣工写真等は、下記サイトからご覧ください。