アイデア:道空間 4~吉祥寺の集合住宅~|東京の建築設計から

前回は「アイデア:道空間 3~本棚の家 1~」の話でした。

吉祥寺の集合住宅:中庭を貫くコンクリート打ち放しのの柱

今回は、吉祥寺の集合住宅における道空間の話です。

吉祥寺の集合住宅では、階段の配置が一つのテーマでした。

法規制・経済的合理性も確立しつつ、「この建築だけ」の道空間を作ろうと考えました。

広場と道の空間を、
集合住宅の内部につくることを考えました。

吉祥寺の集合住宅 アクソノメトリック(copyright : YDS)

広場を囲む階段は、自然を楽しむ道空間になります。

2階廊下の階段と接続する場所に第2の広場をつくります。

そして、二つの広場と立体街路の階段の空間が、相互浸透します。

中庭の空間が、小さな宇宙のような広がりを持ちます。

吉祥寺の集合住宅:中庭

広場を囲む円弧の壁に穿たれた開口を通して、外部の都市空間を臨みます。

森は、建築と都市の結節点となります。

吉祥寺の集合住宅:外観

そして、森と階段が立体的に交錯する、広場と道の空間のパブリックスペースを実現しました。

完成写真は、下記からご覧ください。

「森のような建築」は”Wavering Glass”があります。

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