前回は「世界で一つだけのこだわりのキッチン〜建主の料理に対する個性を重視した設計・キッチンに設置するコンセント・料理の利便性アップ〜」の話でした。
子どもの教育環境と住まい
今回は、住宅や集合住宅を設計する際に、考えている「住まいのイメージ」に関する話です。
小さな子どもがいらっしゃる建主は、
子どもが過ごしやすい、
楽しい空間にして欲しいです。
子どもの教育に良い影響が
あるようにして欲しい。
「子どもの教育環境」を考慮した住まいをご希望されることが多いです。
「のびのびと一緒に過ごせるリビング」や「子供が本に親しめる環境」などのご要望を頂きます。
木の大きな本棚:学びに役立つ円形の木の机
熊本の家では、建主から
リビングで子どもが本を読んだり、
宿題ができるようにして欲しい。
「子どもがリビングで学べる空間づくり」のご要望がありました。
そこで、リビングに壁一面の大きな木製の本棚を設置しました。
無垢(集成材)の木の本棚は、
子どもたちの肌に優しいです。
大きな本棚には、
図鑑などの大型の本も沢山入ります。
さらに、本棚と一体となった円形の木の机を設置しました。
子どもたちが、この机で読書したり、宿題をしたり出来るイメージです。
この円形の机をキッチンの目の前に配置しました。
キッチンから机などの学習コーナーが見渡せて、調理しながらでも目が届きます。
〜ちゃん、
ちょっと、そこで宿題やってね!
うん。
今日は算数の宿題だよ!
分からないこと
あったら、ママに聞いてね。
ね〜ね〜、ママ。
この問題、どういうこと?
これはね・・・
〜ということで、〜と考えるのよ。
うん、
分かった!
小学生の宿題を、料理片手に教えることもできます。
子どもが図鑑と親しむ住空間
あるいは、料理と食事を終えて、
ご飯も
食べたし、一緒に図鑑を読もう!
うん!
今日は宇宙の図鑑ね!
このように、リビング脇の大きな本棚と円形机は、子どもの学びを喚起します。
そして、学ぶことが「より身近に」なって、子どもの教育に役立つと考えました。
円形の机は、丸みを帯びた優しい雰囲気・子どもに親しめる空間を考えました。
親子で一緒に読書したり、
勉強する際に・・・
対面や直角で座るよりも、
より近距離で接するイメージです。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、
のびのびと「学びの力」を身につけて欲しいです。
「のびのび学びの力を身につける」ような、子供の教育も考えた設計・デザインを考えています。
机の形は四角ではなく円形とすることで、遊び心をプラスしてリビングに柔らかい雰囲気をもたらしました。
子どもたちに、
楽しみながら学習してほしい。
こう願って設計しました。
円形のテーブルの方が集まりやすく、対面よりも自然と近距離になると考えました。
親子で学習を楽しむことが
出来ます。
竣工写真は、下記からご覧ください。
次回は上記リンクです。