子どもの教育と住まい①〜大きな本棚と円形の勉強机〜|東京の建築設計

前回は「子供の感性を養う住まいの環境②」の話でした。

目次

子どもと一緒に過ごす空間

熊本の家:リビングの本棚と机

こんにちは。

ご依頼いただいた建主のなかには、子どもにとって教育環境の良い住まいを希望される方もいらっしゃいます。

子供部屋に籠るだけではなく、

子どもが小さな間は、
親の目の届く範囲で過ごしてほしい。

というご要望も頂きます。

中学生くらいになると、子どもたち自身に様々な自我が出てきます。

そして、自分自身で色々と考えるようになると思います。

小学校を終えるくらいまでは、子ども部屋ばかりでなく、親子一緒にリビングにいたいですね。

親子で楽しめる空間

豊島の家:リビングとテラス(新建築紀行)

そこで、私たちは、親子で一緒に楽しみながらくつろげる空間を設計しています。

豊島の家では、大きな吹き抜け越しに空が見えます。

リビングから空を見て、子どもたちが

今日は、
雲が少なくて晴れてるね!

とか、

あの雲の形が
面白いね!

どんな形かな?

う〜んとね・・・
羊に似てる!

そうね。
羊に見えるね。

このような会話が親子で生まれるといいな、と思います。

豊島の家:テラス(新建築紀行)

親子でゆっくりくつろぎながら、楽しんでほしいと思い、木製のテラスをつくりました。

「のびのびと一緒にくつろげる空間にしたい」など
様々なご要望にお応えします。

子どもたちが学習しやすい空間

熊本の家:リビングの本棚と机

熊本の家では、

小さな子供が、
リビングで一緒に勉強できるようにしてほしい。

と、建主からご要望がありました。

そこでリビングには、大きな木製の本棚を設置しました。

全て木(集成材)で作成しており、自然の木の肌触りが子供たちに優しく馴染みます。

天井までいっぱいの本棚には、

図鑑などの大型の本も
たくさん入ります。

本棚と机を一体化させて

リビングの本の近くで、
子供たちに勉強できるようにして欲しい。

という、ご要望を叶えました。

熊本の家:リビング

キッチンからも学習スペースを見渡すことが出来て、ご飯の支度をしながらでも十分に子供たちに目が行き届きます。

机の形は四角ではなく円形とすることで、遊び心をプラスしてリビングに柔らかい雰囲気をもたらしました。

子供たちに、
楽しみながら学習してほしい!

と願って設計しました。

円形のテーブルの方が集まりやすく、対面よりも自然と近距離になると考えました。

親子で学習を楽しむことが
出来ます。

小さな子どもがいらっしゃるご家庭では、子供たちに「のびのびと成長」して欲しいと思います。

そして、「学びの力」をつけてゆけるよう「子供の教育にも配慮したデザイン」を心掛けています。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

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