土間をSOHOとして活用するシェアハウス②〜デザインコンセプト・シェアハウスとは何か?・土間から生まれる交流・触れ合い・交流を喚起する空間・新たなライフスタイルをデザインで具現化〜|東京の建築設計

前回は「土間をSOHOとして活用するシェアハウス①〜既存マンションのリノベーション・シェアハウスへリノベーション・外国人向けシェアハウスのコンセプト・日本の空間らしさ・DOMA-SOHO」の話でした。

目次

デザインコンセプト:シェアハウスとは何か?

DOMA-SOHO:模型(新建築紀行)

こんにちは。

既存の集合住宅を、訪日客も意識したシェアハウスにリノベーションする計画です。

Yoshitaka Uchino

集合住宅を、共同生活を
するシェアハウスの空間への転用・・・

集合住宅の「用途などを変更せずにリノベーションする」経験は、数多くあります。

今回は、「集合住宅をシェアハウスに転用し、リノベーションする」計画。

初めての経験です。

そこで、「シェアハウスとは何か?」を考えながら、デザインコンセプトを練ります。

Yoshitaka Uchino

シェアハウスとホテルの
大きな違いはなんだろう?

Mana Muraki

やっぱり、共用部での
「触れ合い」が多いことですね。

Yoshitaka Uchino

その「触れ合う場・空間」に日本らしさを
デザインしたいね。

Yoshitaka Uchino

昔から日本の住まいにある
土間を再生できないだろうか・・・

「土間」を「コンセプトの柱」にすることにしました。

土間から生まれる交流・触れ合い:交流を喚起する空間

DOMA-SOHO:模型(新建築紀行)

それぞれの住まいに「広い土間」を作るコンセプトが固まりました。

本来ならば、「玄関」として機能する小さな土間。

この土間を一気に拡張して、玄関周辺に広い土間を作りました。

元々は「狭いワンルーム」だった空間に、「広い土間」を作るのは難しい面があります。

Mana Muraki

玄関・廊下などを
土間の空間として、まとめるのが良いと思います。

玄関・廊下などの空間をまとめれば、広い土間が取れます。

そして、空間の有効活用につながります。

土間は「SOHO・創作活動等の、様々な用途として活用できる場にする」というコンセプトです。

Yoshitaka Uchino

土間を、
アクセスしやすい共用廊下側に設けよう。

Yoshitaka Uchino

外部との交流も
生まれると思う。

Mana Muraki

交流を喚起する
空間ですね。

Mana Muraki

その奥を個室とすることで、
プライベートも確保できますね。

新たなライフスタイルをデザインで具現化

DOMA-SOHO:模型(新建築紀行)

土間を「利用者それぞれの発想」で活用して欲しいと考えました。

そして、様々な目的を持った方たちの集まる活気溢れる場になります。

都心において、需要のあるシェアハウスになるのではないかと考えました。

Mana Muraki

都心のロケーションを、
活かせますね。

個人で活動する方が、仕事場兼打ち合わせ場として利用するにも適しています。

出張で来る方が、滞在だけでなく「ちょっとした作業の出来る場」にもなります。

Mana Muraki

在宅勤務にも
良いかも。

この設計は、コロナ禍の前でした。

コロナで急速に普及した在宅勤務。

この時はここまで拡大するとは思っていなかったのが実情です。

「Tokyoにおける新たなライフスタイル」としてデザインに取り入れました。

在宅勤務の仕事スペースとする等、様々なシーンに対応出来ます。

DOMA-SOHO:模型(新建築紀行)
Yoshitaka Uchino

住人同士や訪問者との関係に、
刺激を与えるデザインだ。

Yoshitaka Uchino

東京における
「新たな職住のスタイル」を提案する設計だ。

Mana Muraki

シェアハウスならではの
デザインができますね。

次回は、共用部分のデザインを進めてゆきます。

次回は上記リンクです。

新建築紀行

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