前回は「アイデア:多様なる共生 5〜杉並の集合住宅〜」の話でした。

今回は、茨城の家における多様なる共生の話です。
建築が建ち上がった時、その建築は周囲の風景の一つとなります。

「茨城の家」では、大きな吹抜に淡い自然光を導き入れるために、ガラスブロックを設置しました。
このデザインは、主に住宅の内的コンセプトから生まれました。

このデザインを、
風景に活かしたいと考えました。


夜間の照明による光が、周囲の環境に貢献できるように意図しました。
2階のテラスの貫入によるヴォイドが、周辺環境にポジティブな変化を与えると思いました。
「光の箱」のコンセプトのヴォイドは夜間には、テラス全体があたかも照明器具の様に発光します。


正方形のガラスブロックからは、リビングルームの照明が、ふわりと淡い光を周囲にもたらします。



夜は、これらの様々な光が、
周囲の街並を照らし出します。
建築全体が、あたかも照明器具のように都市を照らし出し、風景の一部となることを意図しました。
完成写真は、下記からご覧ください。