前回は「アイデア:道空間 1~石神井公園の集合住宅~」の話でした。
今回は、アイデア「多様なる共生」の話です。
設計する際には敷地を詳細に調べ、周囲の環境に出来るだけ馴染むように心がけています。
全ての土地は、固有の歴史を持ちます。
それらの歴史を掘り下げ、「環境・歴史と共生する建築」を考えています。

明快なコンセプトを持つ建築を設計する時。

特徴的なファサード・外観は、周辺の風景とは、
一線を画すことになります。
「その場しかない建築」を創り出す一方で、周辺の都市や自然に配慮しています。



風景に溶け込む建築を、
つくりたいと考えています。


ルーバーの向こうの中庭と孟宗竹は、眺める位置によって見え方が様々に変化します。


周囲から最も見える位置にルーバーを配置し、柔らかなイメージとしています。
余白のような空間と自然を建築内部に創り、都市空間と隔絶することなく、都市と建築がつながります。



都市と建築が、ゆるやかにつながる新たな風景を、
創り出しました
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。