前回は「アイデア:道空間~石神井公園の集合住宅・練り歩く体験・建築の余白・道空間の復権~」の話でした。
アイデア:道空間~石神井公園の集合住宅・練り歩く体験・建築の余白・道空間の復権~|東京の建築設計から
街から集合住宅へつながる道空間
目次
多様なる共生と建築
今回は、アイデア「多様なる共生」の話です。
設計する際には敷地を詳細に調べ、周囲の環境に出来るだけ馴染むように心がけています。
全ての土地は、固有の歴史を持ちます。
それらの歴史を掘り下げ、「環境・歴史と共生する建築」を考えています。
明快なコンセプトを持つ建築を設計する時、
Yoshitaka Uchino
特徴的なファサード・外観は、周辺の風景とは、
一線を画すことになります。
明快なコンセプト・アイデアは、明快であるが故に、周囲の都市空間の建築とは異色な建築となります。
「異色な建築」でありながら、共生する建築を目指したいと考えています。
風景に溶け込む建築
「その場しかない建築」を創り出す一方で、周辺の都市や自然に配慮しています。
風景に溶け込む建築を、
つくりたいと考えています。
ルーバーの向こうの中庭と孟宗竹は、眺める位置によって見え方が様々に変化します。
周囲から最も見える位置にルーバーを配置し、柔らかなイメージとしています。
この余白のような、中庭の空間。
周囲の自然豊かな環境に、鉄筋コンクリートの建築を建築すること。
その行為は、「都市空間に異物を挿入する」ことに繋がります。
そして、この中庭の空間が「都市と建築の結節点」となります。
余白のような空間と自然を建築内部に創り、都市空間と隔絶することなく、都市と建築がつながります。
都市と建築が、ゆるやかにつながる新たな風景を、
創り出しました
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。
次回は上記リンクです。