前回は「設計・デザインのプロセス②〜吉祥寺の集合住宅・都市に緑を発信する建築〜」の話でした。
目次
「本棚の森」のデザインコンセプト

こんにちは。
今回は、「本棚の壁」の設計案を考えたときの過程をご紹介したいと思います。
こちらは個人邸のリノベーションになります。
吹抜けがあった部分に床を貼り、

2階に子供部屋を、
2部屋増築して欲しい。
この様なご要望がありました。
建主は、非常に沢山の本をお持ちでした。



これらの本を収納する
本棚を作ってください。
「たくさんの本棚を作ってほしい」というご要望を頂きました。



本棚で各部屋を仕切る、という案をもとに、
設計を進めました。
設計・デザインのプロセス


まずは大きな本棚をつくります。
様々な種類の本をお持ちでしたので、色々なサイズに対応できる本棚としました。
新書や漫画など小さいサイズのものから大きな図鑑まで、様々な本を収納できます。


その本棚で、2階のリノベーション部分を子供部屋と書斎に分けます。
大人もちょっとした作業をすることが出来るスペースとして、書斎は小さくても便利な空間です。


そして2階の動線を確保するために、本棚の一部を開けてドアとしました。
開口として本棚の一部をくり抜き、奥へ押し出すイメージです。


壁面を本棚とすることで、収納力も増え、本を身近に感じる生活を実現できると思いました。
使い勝手とオリジナリティを考慮した本棚によって、



暮らしの質がぐんと
上がりました。
建主に喜んでいただきました。



私たちならではの設計で、こんなリノベーションも出来ます!という
デザインをこれからも提案していきたいです。
次回は上記リンクです。