前回は「コンセプト 3:コンセプト模型 2」の話でした。
今回は、コンセプトドローイングの話です。
コンセプト模型と同様に、

コンセプトドローイングは、
建築作品のコンセプトを非常に明確に示します。
空間構成を示すリアルなアクソノメトリックや、実際の空間の見え方を示すリアルなパースとは少し変わった存在です。
空間の「最も大事な要素を抽出した」「コンセプトを示すために、出来るだけ削ぎ落とした」コンセプトドローイング。
実際の建築作品以上のパワーを持つこともあります。


木のグリッドによる空間が曲面ガラスによって包まれる建築が構成されることを示したイメージです。
スラブ・床を消しています。



グリッドを際立たせるためです。


様々な要素を削ぎ落としたコンセプトドーイングとは「大きく違う」のがわかります。
このように「一眼見てコンセプトがわかる」コンセプトドローイング。



作品を語る上で、
大変重要です。