前回は「住まいと子どもの教育③〜練馬の家・木のテラス・木の壁・木の机〜」の話でした。
子どもの感性を養う住まいの環境:自然の光のうつろい
こんにちは。
私たちは設計をする時に、外部から室内への光の入り方を、よく考えて設計しています。
空間の窓の大きさや向きによって、
自然の光の入り方が大きく変わります。
模型やCGで検討したり、頭の中で
光の様子をイメージします。
テラスからの光で、リビングや個室が明るくなります。
四季や時刻に伴った光のうつろいを、感じてほしい、
と考えています。
そして、住まいで成長してゆく
子どもたちの感性に響く空間を目指しています。
「明るい住まい」は、とても良いと思います。
ここで、私たちが目指しているのは「ただ明るい」のではなく「自然の光のうつろい」が感じられる住まいです。
「外の様子を感じられる」リビング
豊島の家では、リビングの吹抜けに面して大きな窓があります。
日中は「ほわっとした柔らかい光」があふれて、
優しい雰囲気に包まれた室内になります。
夏はより力強く、冬はより柔らかな光の変化が現れます。
見上げれば空も眺めることが出来て、青空や夕焼け、星空など様々な風景が楽しめます。
室内にいながら「外の様子を感じられる」リビングとなっています。
ここで過ごしながら、直感的な思いを、
育てていく事も大切だと思います。
例えば、子どもたちはリビングから空を見て、
今日は空が
きれいだね・・・
今日は、
雨で少し暗いね・・・
なんで、夏は
まぶしくて冬は違うんだろう・・・
このように、自然の様々な変化を感じるでしょう。
こうして、自然から何かを感じる
姿勢は、子どもの成長に大事だと思います。
テラスに面する子ども部屋:のびのび成長する空間
子ども部屋は、2階のテラスに面する位置にあります。
部屋から空が見えて
楽しい!
明るい部屋で読書
するのが好き!
建主の子どもたちからは、とても好評いただいています。
子どもたちの
そういうの素直な感情に・・・
親が共有・共感することも、
教育の一環になるのかなと考えます。
様々な空間から、空が望める住まいを目指しています。
広い空を眺めると、
良い気持ちになりますね。
そして、自然の光や風が内部空間を駆け巡るイメージで設計しています。
子どもたちがのびのび成長する
空間づくりを心がけています!
外部サイト「新教育紀行」で、子ども達の教育に関する記事を書いているので、ぜひご覧ください。(上記リンク)
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。
次回は上記リンクです。