前回は「本棚の柱:リノベーションの設計プロセス②〜基本アイデア検討・コンセプトの鍵〜」の話でした。
キッチンとリビングの空間の文節
建主の、
たくさんの本を整理できるように
設計してください。
という要望から「本棚の家」をデザインコンセプトにして、アイデアを練ってゆきます。
もう少し、
空間に変化が欲しい。
と考えた時、建主のもう一つの大きな要望を思い出しました。
今の対面式キッチンだと、
リビングから見えすぎるのが気になります。
ルーバーのような本棚
本棚をデザインして、
ルーバーのようにしてみたい。
キッチンとリビングを分節する為、ルーバーを取り入れる案の検討を始めました。
以前、ルーバーで空間を柔らかく分節する「蕎麦屋」を設計したことがあります。
半独立のような、
キッチンの空間にしましょう。
視線は遮りながらも、空間のつながりを予感させるデザインを考えます。
細長い本棚を
ルーバーに見立ててみよう。
「本棚のルーバー」みたいで、
面白いですね。
「本棚の柱」というコンセプト
思いつきで考えた「本棚のルーバー」の模型を作ってみました。
なかなか、
面白そうな空間だね。
今回は、
「本棚の柱」というコンセプトでいこう!
さらに模型を
作ってみます。
ただ直線状に本棚を配置するより、もう少し動きのある空間を検討します。
柱状にした本棚を円弧上に配置させることで、さりげなく空間の繋がりを出します。
こうしてみたら、
面白いかな。
模型を作りながら、色々と考えます。
設計案は、検討を重ねていく過程で変化していきます。
柱を円弧状に配置するのは、
面白いね。
ブラッシュアップして、ベストなものをご提示できるようにいつも心がけています。
「柱状の本棚」というものは、あまり見たことがありません。
なかなか
面白いですね。
ここをこうやって見てみると、
本棚の隙間から、キッチンが見えるね。
模型を作りながら、様々な検討を加えます。
そこで、「どのような雰囲気の空間になるのか」模型で検討を始めます。
本棚のレイアウトを
検討します。
次回は模型検討についての話です。
次回は上記リンクです。
完成写真は、下記からご覧ください。