本棚の柱:リノベーションの設計プロセス②〜デザイン発展のプロセス・基本アイデア検討・コンセプトの鍵〜|東京の建築設計

前回は「本棚の柱:リノベーションの設計プロセス①〜現地調査・建主の要望〜」の話でした。

目次

本棚をデザイン:デザインの基本アイデアを検討

本棚の柱:初期案1/50模型(新建築紀行)

まずは大量の本を整理できる本棚を、デザインします。

「本棚のある家」というデザインでスタートします。

「本棚の壁」のように、
本棚をメインコンセプトにしよう。

はい。
その時の案を参考にしますか?

まずは、シンプルな本棚を、
キッチンとリビングの間に配置してみようか。

本棚の柱:初期案1/50模型(新建築紀行)

デザイン発展のプロセス

本棚の柱:初期案1/50模型(新建築紀行)

初期の案では、廊下の壁沿いに本棚を作ります。

さらに、キッチンとリビングの間にカウンターと本棚を置き、空間を分けます。

L字の本棚でキッチンとリビングを分節する、という明快な計画です。

シンプルな
案だけど・・・

もう少し、
デザイン性を出そう。

「キッチンとリビングを少し区切りたい」
という建主のご要望もありますね。

シンプルな本棚による空間は、ディテールを詰めてゆけば、完成度が高くなりそうです。

一方で、

もう少し、
空間に変化が欲しい。

と考えました。

建主の要望をコンセプトの鍵に

本棚の柱:初期案1/50模型(新建築紀行)

この案だと、今の対面式キッチンと同じくらい
キッチンが見えてしまうね。

もう少し、キッチンが隠れる方が
良さそうですね。

最初の設計案は、比較的シンプルな案となりました。

そこで、建主の要望を踏まえた上で、もう少し案を考えてみます。

少しシンプルすぎるから、
もう少し躍動感を出したい。

模型で、
いくつか検討してみます。

建主の要望が、デザインが発展する鍵になることがあります。

次回は、案を発展させていく話です。

次回は上記リンクです。

完成写真は、下記からご覧ください。

新建築紀行

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