前回は「合理的な設計とコストダウン 6〜茨城の家の軸組 4〜」の話でした。
これまでに、練馬の家など様々な建築を設計してきました。
建築を学ぶ上で、実際の建築を訪れて・見ることは極めて大事です。
建築設計に取り組む際は、一人旅や友人と一緒に国内外を旅をした経験から大きな影響を受けています。
様々な建築や都市、街・村を訪れてきたことが、大きな素養となっています。
僕がこれまでに受けてきた建築・都市・街・村、あるいは自然などをご紹介します。
僕なりの解釈などの話をしたいと思います。
建築では、「私が感銘を受けた建築」をご紹介したいと思います。

私たちが大きな影響を受けているル・コルビュジェ、ミース・ファン・デル・ローエ、ルイス・カーン、 安藤忠雄、レンゾ・ピアノ等は、比較的多く登場すると思います。
まずは、安藤忠雄の「光の教会」です。
一般の方でも知名度が高く、安藤忠雄の代名詞のようになっています。

この「究極の建築」の究極たる所以。
それは、安藤らしい「Iconic・シンプルの極み」でありながら、「幾何学の構成が明快」であることです。
打ち合わせや工事過程が一冊の書籍として出版され、ドラマのように描かれているのも、いかにも安藤らしいです。
この建築を思いつき、クライアントを説得して実現したのは、それもまた安藤ならでは。

建築家ならば、誰しもこの建築には影響を受けないわけにはいかない存在です。
コンペ案で、下記のような建築を設計しました。