前回は「最小限に手を加えた学校リノベーション「河辺ふるさとの宿」〜「どこまで手をいれるか?」が最重要のリノベーション・難しい木造リノベ〜」の話でした。
瀬戸内海と太平洋を分ける佐田岬半島:日本で最も細長い半島

山奥にあった愛媛県川辺町の河辺ふるさとの宿に宿泊した後、佐田岬半島に向かいました。
佐田岬半島は、日本で最も細長い半島です。

改めて日本の地図をよく見てみると、日本列島には多数の半島があることが分かります。
かなり規模が大きい紀伊半島、比較的規模が大きい房総半島、あるいは能登半島などが有名です。

カニの爪の様な形状をした愛知県から静岡県の知多半島と渥美半島も有名です。
これらの半島に対して、かなり細長い形状をしているのが佐田岬半島です。
繊細なほど細い半島:海の向こうの本州

佐田岬半島の「付け根」の位置から、車で半島の先端の方に向かいました。
その途中は、上の写真のように半島からさらに小さな島が突き出していました。
そして、海の向こうにうっすらと見えるのが、本州の広島県周辺です。

少し画角を変えてみてみると、うっすらと向こうに見えるのは瀬戸内海の島のように見えます。

上の写真は、この後に佐田岬半島先端の灯台を訪問した際に掲示されていた地図です。
この地図を参考にすると、佐田岬半島中部から北側に見えるのは、八島や平群島です。
これらの防予諸島が、佐田岬半島の先端に向かうプロセスで見えました。
こうして「海の向こうに島が見える」ことは、旅先を含めても意外と少ないです。
島国・日本は、文字通り「多数の島からなる国」です。
その一方で、比較的小さな島で暮らしている人以外は、「島国に居住している」ことはなかなか実感しません。
筆者は、日頃は東京に住んでいますが、なかなか「島にいること」は認識しないです。

以前、種子島や屋久島を訪問しました。
種子島を訪問した話を、上記リンクでご紹介しています。
種子島には「いつか行ってみたい」と思っていましたが、ようやく訪問することが出来ました。

佐田岬半島の中部から、「付け根」部分を眺めた写真が上の写真です。
細長い形状の半島は、その平面形状の凸凹が明確に浮かび上がる傾向があります。

佐田岬半島中部から、南の方を眺めた写真が上の写真です。
左の方に、うっすらと島が見えますが、広い海が広がり、島の存在はそれほど強くない様に思いました。
次回は、佐田岬半島先端の灯台に向かいます。