前回は「瀬戸内海と太平洋を分ける佐田岬半島〜日本で最も細長い半島・繊細なほど細い半島・海の向こうの本州〜」の話でした。
佐田岬半島先端の地形:樹木が鬱蒼と広がる道空間

愛媛県の「日本一細長い半島」佐田岬半島を訪問しました。
あまりに細長く、糸のような地形の半島である佐田岬半島。

佐田岬半島の先端に向かう途中に、四国側を見ると、うっすらと島のように見えるのが佐田岬半島自身です。

南方を眺めると、太平洋に連なる豊後水道の広い海が見えます。

今回は、佐田岬半島先端に近い駐車場から、歩いて先端の灯台に向かいました。
地元の方から「徒歩30分程度かかる」と聞いていましたが、鬱蒼とした森のような道を進みます。

高い樹木に覆われた道空間を進むと、時折、上の写真のように広がる海が見えます。
巨大な岩のような地形の半島先端

さらに進んでゆくと、半島から突き出した「半島の半島」のような地形が見えます。
半島の上部は緑に覆われていますが、海付近は大きな岩肌が広がっています。
まるで「岩の塊」のような地形をしています。

海水は透過性が高く、とても綺麗で美しいほど透明です。

さらに進んでゆくと、岩肌が多く見えてきます。
半島の先端は、巨大な岩のような地形になっているようです。
これは考えてみれば当然のような気がしますが、なかなか「半島の先端」を訪問する機会はありません。
そのため、「半島の先端は巨大な岩の地形」という事実に対して、新鮮味を感じました。

途中で、展望台のような場所があり、ここからは佐田岬半島と海がよく見えます。

ちょうど太平洋と瀬戸内海の間に位置する佐田岬半島。
佐田岬半島付近の海では、双方から流れる海流が衝突し、上の写真のように潮目が出来ていました。

ここからは、瀬戸内海と太平洋・豊後水道などを行き来する船が多数見えます。
そして、上の写真左下付近にあるのが、灯台です。

ここからは、さらに鬱蒼としていて、高低差が大きい道空間を進んで灯台に向かいます。
次回は、佐田岬半島の灯台を訪問した話です。