前回は「荘厳な屋久杉を感じる体験〜屋久杉ランド・子どもも大人も楽しめる散策路・屋久杉の強い生命力・風格ある千年杉の歴史・屋久島から日本を見続けて千年〜」の話でした。
高速船トッピーで鹿児島から種子島へ
鹿児島県の指宿を訪れたのち、トッピーという高速船で種子島に向かいました。
種子島へは飛行機でも行くことが出来ますが、
島国を実感するために、
船で行きたいな、と思いました。
そして、雄大な海を眺めながら、種子島に向かいました。
島国日本には、現在14,125もの島々があります。
上の「面積が大きい日本の主な島」には種子島は含まれていませんが、有名な島です。
小学生の時に、
1543年に
種子島に鉄砲が伝来しました・・・
と教わって、「種子島」という名称を知った方は多いと思います。
小学生の頃から歴史が好きな筆者は、
種子島に行ってみたい、
と思っていました!
ついに念願が叶い、種子島の訪問です。
種子島鉄砲館:鹿児島から「すぐ近く」の種子島
雄大な海を眺めて種子島に到着し、早速レンタカーを借りました。
そして、種子島といえば「鉄砲伝来」なので、種子島鉄砲館に向かいました。
エントランス付近には、火縄銃のような鉄砲の実物模型が置かれていて、「本物と同じ重さ」です。
あっ、
鉄砲だ!
子どもたちは、こういうものが大好きなので、早速手に取って、鉄砲を構えて楽しみました。
筆者も鉄砲を実際に手に取って、
結構
重いんだな・・・
と思いました。
以前、ハワイを訪れた際に「実弾射撃」に参加したことがあります。
まだ、高校生だったのですが、
「実際の銃って、
とても重い」と思ったのが印象的です。
ハワイでは現代の銃を、ここ種子島鉄砲館では、昔の銃を手にしました。
全然違いますが、やはり「銃は重い」のがよく分かります。
こうして改めて見ると、種子島は「九州からすぐそこ」と言えるほど近い島です。
大隅諸島の一角の種子島は、鹿児島の先端から「すぐ近く」です。
それでも、なかなか訪れる機会がない種子島。
やはり、「陸で繋がっている」ことと「海で隔てられている」ことの差は大きいです。
「近くて遠い」種子島:たくさんの鉄砲と歴史を楽しむ
「海で隔てられている」種子島ですが、実は昔から木製の船で行き来していた形跡があります。
上の写真のように、古来から小さな帆船で漕いで、九州と種子島を往復する方々が大勢いたようです。
筆者たちは、トッピーに乗って1時間半ほどでしたが、
このように船を漕いで
渡ると、どのくらいの時間がかかるのだろう・・・
と思いました。
トッピーは高速船だったので、船で漕いだら優に10時間はかかりそうです。
そして、それほど長い時間を一人か二人で「船を漕ぐ」のは大変なことです。
昔の方は、現代人よりも
はるかにバイタリティー溢れていたんですね。
昔の方、あるいは古代人は、現代人よりもはるかに強いのかもしれません。
そんなことを感じながら、ここ鉄砲館では実に様々な鉄砲を見ることが出来ます。
鉄砲と言うよりも大砲のような大型の鉄砲もあり、1600年ごろから実用化されていました。
ポルトガルから外来したと言われる鉄砲は、すぐに日本で国産化が進みました。
現在の滋賀県の近江・国友村が有名な鉄砲の産地で、国友銃も展示されています。
たくさんの銃が展示されていて、実に興味深く鉄砲と歴史を楽しめる種子島鉄砲館。
「近くて遠い」種子島へぜひ訪れてみて下さい。
次回は上記リンクです。