前回は「緑豊かな広大な公園の砧公園〜子どもたちが夢中になる遊具・「子どもたちが自発的に楽しむ」遊具・ユニバーサルデザインの欧米流〜」の話でした。
色々な電車の色と子どもの好奇心:「漢字を形として」理解するキッカケ
今回は、子どもが興味を持っている電車に関して、ご紹介します。
普段から電車に乗って移動することが多く、乗り慣れているので、電車は身近な存在です。
そのため、子どもも小さい頃から乗っており、電車に興味を持っています。
多くの子どもたちは、はじめは車体や駅の色に対して、反応を示し始めます。
中央線なら「橙色」で、総武線は「黄色」など、線によってカラーが分かれています。
あっ、きいろの
電車だ!
黄色の電車だね。
銀座線だね。
このような会話をして、色を覚えながら電車にも興味を持ち始めました。
駅を歩いているときも、様々なサインや掲示板を見かけるので、いろんな色に触れることがあります。
このようにして、どんどん電車が好きになってきました。
もう少し成長すると、
この駅、
なんていうの?
とうきょう(東京)って
いうんだよ。
徐々に文字が気になり始めていきました。
このころから「漢字を形として」とらえるようになってきました。
「電車が好き」から生まれる様々な興味
子どもは「車窓からの風景」が好きですね。
例えば、小田急線に乗っているときは、
~前駅ってつく駅は、
いくつあるかな?
成城学園前と、玉川学園前と、
読売ランド前と・・・
“前”の形がついているのを探しているのをみて、
子どもってこのように形を
認識し始めるのだな
こう感じました。
電車以外の場面でも、道を歩いていると、
これって、
なんて書いているの?
立ち入り
禁止だね。
黄色と黒の配色は、こどもにも目に留まりやすいことが分かりました。
黄色や赤は、危険や注意を促す色として多く使われていて、子どもも認識しやすいと感じました。
「電車が好き」ということが、様々な興味への大いなるきっかけになっているみたいです。
日常生活のなかで、文字や色や形に自然に触れて、興味をもつことができました。
東京は、歩くと街中にサインや文字にあふれています。
例えば路線図を眺めてみると、駅名のほかに数字とアルファベットがあります。
目的地の駅名を見ていたのですが、
これ、
面白いね!
子どもは覚えたての数字を路線図から発見して興奮していました。
子どもと大人で目の付け所が違い、私たちが普段「気に留めていなかった」ことにも子どもは興味を持ちます。
身近なところに、様々なきっかけがあふれていると感じました。
次回は上記リンクです。