幼稚園設計の依頼プロセスと設計①〜設計会社が設計する建築とデザイン・初めての対面と依頼のきっかけ・リノベーションのポイント〜|東京の建築設計

前回は「みそら幼稚園の耐震改修とリノベーション②〜設備配管の合理的設計とかわいいシンク・古いタイプのお手洗いを一新・園児たちの大事な成長の空間・パステルカラーの広いお手洗いの空間〜」の話でした。

目次

設計会社が設計する建築とデザイン

蚕糸の森アパートメント:夜景(新建築紀行)

こんにちは。

今回は、幼稚園の設計をするにあたり、

どのようにご依頼を受けて進めていくのかについてお話したいと思います。

そもそも、建築関係の職業以外の方は、

設計事務所って、
どんな建物を設計しているの?

個人邸以外にも
何か設計しているの?

と、何を設計しているのか疑問に思っている方も多いと思います。

私たちは基本的にご依頼いただいた建物は、どんな種類の建物でも設計できます。

戸建住宅やマンション、幼稚園やオフィスなどの施設など様々な設計をしています。

内装デザインの要素が多いレストランやクリニックなどの設計も行います。

新築だけではなくリフォーム・リノベーションなどの設計も行っています。

比較的、内科・外科など専門に分かれる
傾向がある医師とは異なる面があります。

病院など「ある特定の分野」を得意としている設計会社もありますが、私たちは広い分野を扱います。

特に、人が集まって住む集合住宅や
たくさんの人々が集う幼稚園などの施設を重視しています!

みそら幼稚園で、設計・監理のご依頼を受けた時の様子について、ご紹介します。

園の耐震改修を含むリノベーション計画です。

初めての対面と依頼のきっかけ

田無富士見幼稚園(新建築紀行)

初めてお会いしたのは、設計した富士見幼稚園の内覧会の時でした。

こんにちは!
素敵な幼稚園ですね。

あ、初めまして!
有難うございます。

私は、
千葉県のみそら幼稚園の園長です。

みそら幼稚園の園長先生から、声をかけて頂きました。

みそら幼稚園:リノベーション前(新建築紀行)

私たちの
園も古くて・・・

東日本大震災の時も、
かなり揺れました。

それは
大変でしたね。

あの大震災では、小さな子どもたちは、とても怖かったでしょう。

近い将来、耐震改修やリノベーションを
考えています。

いつか一度
ご相談させていただけますか?

はい。
いつでもご連絡ください!

近い未来に
ご連絡すると思います。

この時はご挨拶をして終わりました。

幼稚園設計の依頼プロセスと設計:リノベーションのポイント

New Architectural Voyage
公園の樹木(新建築紀行)

そして後日、みそら幼稚園の園長先生から電話でご連絡をいただきました。

富士見幼稚園でお会いした
みそら幼稚園の○○です。

こんにちは!
お久しぶりです!

先日お話した、
園のリノベーションの件で・・・

詳しくご相談したいのですが、
よろしいですか?

建物の概要など、
お聞かせいただけますか?

そして、リノベーションの計画の概要やスケジュール、電話で園の状況やご要望等を伺いました。

話は
分かりました。

一度、
現地を訪問させて頂きたく思います。

ぜひ、
お願いします。

建主になる可能性の方と最初お会いするときは、弊社にお越しいただくことが多いです。

そして、弊社のこれまでの作品や設計に対する考え方などをご説明します。

熊本の家:外観(新建築紀行)

私たちは、
〜を大事にしています。

そういうところに
こだわっているんですね・・・

工事費の概要や、設計監理費などに関してもお話しさせて頂きます。

工事費は
大体〜万円程度になります。

設計監理費は、
およそ〜万円程度です。

設計監理費は、
後程、明細書・見積書をお出しします。

そうですか、
分かりました。

ここで、弊社のデザインに対する基本的姿勢や諸費用などをご理解いただくことが最も大事です。

既存の建物に住む人や集まる人がいらっしゃるリノベーションでは、スケジュールが非常に大事です。

新築でも大事ですが、リノベーションでは「いつ、どのように設計と工事を実施」がポイントです。

ぜひ、
お願いしたいです。

そして、これらに関して御了承を頂いた上で、一度、計画地や既存建物などを訪問に伺いました。

みそら幼稚園:1階廊下(新建築紀行)

みそら幼稚園の園長先生とは、以前にお会いしていましたことが大事でした。

「ちょっと会って、お話した」ことから、お互いに「人となり」がわかっています。

そして、実際の弊社の作品をご覧いただいていることが大事です。

そこで、早速、私たちが現地を訪問することになりました。

まずは、しっかりと現地を
拝見して、お話をお聞きすることが最重要です。

次回は、初めての現地訪問と設計の初期の打ち合わせの話です。

次回は上記リンクです。

完成写真は、下記からご覧ください。

新建築紀行

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