高知の旅と建築 1〜歴史的名所に佇む建築と坂本龍馬〜|東京の建築設計

前回は「熊本の家と九州の自然 2〜木造住宅新築前のプロセス〜」の話でした。

桂浜(新建築紀行)

建築家は、ほとんどの方が「旅が好き」です。

旅先で、様々な建築家・巨匠たちの作品を見て回ることが、とても楽しいです。

そして、
現実の建築を見ることが最も大事な勉強です。

国内外の様々な建築・都市・街・村などを見て回りました。

以前、地中海のミコノス島を訪れた話をしました。

今回は、高知県の話です。

高知県には様々な優れた建築があり、

どれから
見にゆこうか・・・

悩みます。

こういう時は、

好きな建築家や、
好きな作品を先に・・・

あるいは、

交通の便が良い
中心地に近い建築から・・・

となります。

歴史好きの僕としては、まずは桂浜に行ってみたいと思いました。

坂本龍馬(国立国会図書館)

あの坂本龍馬の桂浜です。

そして、桂浜には坂本龍馬記念館があるので、

建築と
歴史を同時に楽しめる!

ということで、高知の中心地から桂浜へ向かいました。

坂本龍馬記念館(新建築紀行)

桂浜に乗り出さんばかりのデザインの坂本龍馬記念館。

設計・工事が日本のバブル景気時代であることもありますが、非常に躍動感あふれるデザインです。

坂本龍馬記念館(新建築紀行)

桂浜に向かって、メインボリュームがドーンと迫り出している「勢いある」デザイン。

まるで明治維新の時代を切り開き、はち切れんばかりの勢いを持って人生を駆け抜けた坂本龍馬のようです。

幕府を倒すには、
薩長同盟しか、ないぜよ!

薩摩と長州が手を結ぶ、
この究極的な戦略しかない!

こう言ったかどうか分かりませんが、「歴史的快挙」である薩長同盟の立役者となった坂本龍馬。

桂浜(新建築紀行)

人気スポットである桂浜には大勢の観光客が押し寄せていました。

坂本龍馬及び坂本龍馬記念館の影響も大きいのでしょう。

この桂浜に程近い「非常に特殊な」計画地だからこそのデザイン。

建築デザインと歴史が
交錯し、躍動している・・・

そんな気持ちになる、清々しい空間と建築でした。

次回は下記リンクです。

新建築紀行

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