木造戸建住宅の工事の流れ〜建築現場と設計Concept・切り取られた「自分だけの空」・建築現場で膨らんでゆくアイデア〜|茨城の家13・東京の建築設計

前回は「木造戸建住宅の工事の流れ〜デザインコンセプトと現場で感じた「柔らかな光」・一つ一つ丁寧に施工するガラスブロック・ガラスブロックを透過する光のイメージ〜」の話でした。

目次

建築現場と設計Concept

茨城の家:Concept Model(新建築紀行)

今回は現場監理をしながら、設計のConceptを再確認する話です。

Yoshitaka Uchino

完成してゆく空間に、
自らの身を置きながら・・・

Yoshitaka Uchino

設計のConceptをつめてゆき、
発展させてゆきます。

前回でガラスブロックが施工され、大きな吹き抜けにガラスブロックを透過する柔らかな光が充満してゆきます。

茨城の家:ガラスブロックを透過する自然光(新建築紀行)

設計の過程では、模型やスケッチをして、頭の中でデザインを詰めて行きます。

ガラスブロックを透過する自然光は実際にその空間に身を置くと、光の感じ・雰囲気がよくわかります。

この大きな吹き抜けにガラスブロックの光と、テラスからの光が交錯するイメージです。

そのイメージを、現場で確認してイメージを膨らませてゆきます。

切り取られた「自分だけの空」

茨城の家:外部テラス(新建築紀行)
Yoshitaka Uchino

外部テラスは、内部空間に自然光をもたらし、
「空を切り取る」イメージです。

Yoshitaka Uchino

「自分だけの空」を
つくりだします。

実際に外部テラスから空を見上げると、設計コンセプトを確認できます。

Yoshitaka Uchino

うん。
このイメージだ。

Mana Muraki

自分のイメージ通りに建築が、
出来上がってゆくのを見るのは・・・

Mana Muraki

建築家として、
最も嬉しい一時です。

茨城の家:外部テラス(新建築紀行)

反対側を眺めてみると、貫入したテラスが都市へ向かって開いてゆく感じがわかります。

Yoshitaka Uchino

そうそう・・・
このイメージだ・・・

こうして、現場で色々と考えていると楽しい気持ちになります。

建築現場で膨らんでゆくアイデア

茨城の家:Voidからの光(新建築紀行)

このConceptとイメージを確認するプロセスで、デザインのアイデアが膨らんでゆきます。

大小のVoidから差し込む自然の光も、大体イメージ通りです。

仕上がってなくても、光の入ってくる様子がわかります。

サッシュに関しては、もうサイズと配置が図面通りに施工されて、開口が空いた状況になっています。

工事業者さんと打ち合わせし、サッシュの納まりの微調整をしました。

ほんの小さな違いですが、

Yoshitaka Uchino

どうしたら、イメージ通りに自然の光を
内部空間にもたらせるか・・・

様々現地で考えた結果、思いついたことです。

Yoshitaka Uchino

さらに、自然光が象徴的に、
美しくなるといいな。

様々な思いを胸に、この日は現場を後にしました。

次回は、テラスの防水工事です。

次回は上記リンクです。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

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