前回は「シンプルで機能的な玄関〜住まいへの配慮〜」でした。
たくさん入る収納と住まい:便利で機能的なウォークインクローゼット
今回は、大きめのWC(ウォークインクローゼット)・納戸・収納の話です。
設計する際は、土間収納とは別に、
大きめのWC・収納・納戸を作ることが多いです。
豊島の家では、キッチンと寝室から出入りできる位置に3畳ほどのWC・収納を作りました。
この収納では、杉の集成材で沢山の収納棚を作りました。
大きめのウォークインクローゼットが
あると、色々と整理できますね。
そして、ハンガーパイプもかけて、ウォークインクローゼットとなっています。
様々なものを置くことが出来、たくさんの衣類が掛けられます。
それぞれの棚には十分な耐久性を持たせており、色々な物を置けます。
キッチンの裏側に配置したのは、「食材や飲料なども置けるように」と考えたからです。
ウォークインクローゼットのドアの鏡:衣類を着てすぐに姿を確認
寝室との間のドアには、鏡を設置しました。
ここで衣類を着た時に、姿を確認できます。
ドアを開けば、寝室でも鏡を見ることが出来ます。
部屋の壁面に鏡が置いてあると、
気になってしまうことがあります。
そこで、ドアのウォークインクローゼット側に
鏡を貼りました。
これで、
「姿を見たい時に見る」ことが出来ます。
「寝室とウォークインクローゼットの両方で見られる鏡」というアイデアです。
一石二鳥であり、
寝室とウォークインクローゼットの両方で、
大きな鏡があるのは嬉しいですね。
設備機器の配置
ここには、分電盤やネットのルーターなどの機器類を設置することも想定しています。
まとめて配置しておくと、
わかりやすいですね。
これらの設備機器や、住まいで使用する空気清浄機等の機器もまとめて配置できます。
豊島の家では、建主からのご要望で、大きめの納戸を作ることになりました。
雛人形など、たくさんのものを
入れられる大きめの納戸が欲しいです。
建主のご要望もあり、かなり大きめのこのWCは、7畳ほどの面積があります。
これだけ大きなWC・収納部屋を、
作ったのは初めてです。
雛人形等の箱に入った、たくさんのものを棚に置けます。
さらに、沢山の衣類を収納できるように杉の集成材の棚・ハンガーパイプを設置しています。
洋服がたくさん
置けますね。
熊野杉の集成材で、大きな収納を作りました。
棚板は背面でガッチリ柱に接続しているので、重い荷物が乗っても大丈夫です。
この集成材は、特殊な加工をしているので、非常に精度がよいです。
そして、反りにくく美しい国産木材で、とても重宝しています。
熊野杉ならではの木目が、
とても美しいです。
この熊野杉で大きな棚を作ると、
肌触りが、とても良いです。
パリッとした清涼感のある雰囲気で、
美しい空間になりますね。
反りにくく、美しく、コストパフォーマンスも良いという三拍子揃った材料ですので、おすすめです。
このように大きな収納を沢山作った住まいは、リビングなどでシンプルにお住まい頂けます。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。
次回は上記リンクです。