分かりやすい図面の工夫〜間取り・平面図とイメージ・模型と寸法・ミリ単位の寸法と詳細な設計〜|東京の建築設計

前回は「大きな模型で空間を体験〜「なるほど」という納得・「こんな感じなんだ」という感動・「体験という可能性」を持つ模型〜」の話でした。

目次

間取り・平面図とイメージ

模型と設計図書(新建築紀行)

こんにちは。

一般的になじみのある図面と言えば、間取りがわかる平面図なのかなと思います。

日本人A

○○帖って表記があるけど、
大体この部屋は何メートル×何メートルくらいあるんだろう。

日本人B

テレビを置きたいけど、
ここの壁は何センチくらいかな。

日本人A

このソファとテーブル置く
広さはあるかしら。

このように、みなさんは間取りを見ながら考えるのではないでしょうか。

Mana Muraki

平面図や断面図には、机・テーブルや
ベッドを記載します。

Mana Muraki

机・テーブル・ベッドなどが
描かれていると、スケール感がわかります。

模型と寸法

豊島の家:模型(新建築紀行)

模型にもテーブルやベッドを配置して、「分かりやすく」を心がけています。

スケール感の分かりやすさと共に、「生活感」をイメージしていただきたいと考えています。

寸法は、一番気になるポイントだと思います。

Mana Muraki

なるべくわかり易く、
詳細に記載するよう心がけています。

特に水回りの図面は、拡大して、棚の位置や、取っ手の形などまで、はっきりわかるように書いています。

豊島の家:断面図(新建築紀行)

人型を入れるとさらに生活感もでて、より実感できる図面となります。

住まう方にとって、大切な図面や様々な情報。

Mana Muraki

わかり易くお伝えしたい、
と心がけています。

ミリ単位の寸法と詳細な設計

模型と設計図書(新建築紀行)

建築業界では、寸法単位としてmmを使います。

例えば、ドアの幅75cmではなく750mm、天井の高さは2.4mではなく2400mm、と表記します。

私自身も建築学生になるまではあまり使わなかったので、

Mana Muraki

最初は、
不思議だなと思いました。

設計図書がミリ単位で表記されているので、建主にお見せする図面も「ミリ単位」です。

最初は、「ミリ単位」になれない場合があるかもしれません。

図面や模型などを眺めながら、家具などの配置を含めてイメージして頂けると良いと思います。

豊島の家:断面図(新建築紀行)

そして、模型と共に、さまざまなイメージが湧くようなコンセプト図面をご説明します。

「空間のイメージ」をしっかりと建主に描いていただくことを大事にしています。

Mana Muraki

ここは、3mmにしようか、
あるいは5mmにしようか、など・・・

Mana Muraki

私たちは、ミリ単位で
詳細な設計をしています。

詳細な設計は設計者にお任せいただき、全体的なイメージをご理解いただけるように考えています。

次回は上記リンクです。

新建築紀行

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