前回は「大きな模型で空間を体験〜「なるほど」という納得・「こんな感じなんだ」という感動・「体験という可能性」を持つ模型〜」の話でした。
間取り・平面図とイメージ
こんにちは。
一般的になじみのある図面と言えば、間取りがわかる平面図なのかなと思います。
○○帖って表記があるけど、
大体この部屋は何メートル×何メートルくらいあるんだろう。
テレビを置きたいけど、
ここの壁は何センチくらいかな。
このソファとテーブル置く
広さはあるかしら。
このように、みなさんは間取りを見ながら考えるのではないでしょうか。
平面図や断面図には、机・テーブルや
ベッドを記載します。
机・テーブル・ベッドなどが
描かれていると、スケール感がわかります。
模型と寸法
模型にもテーブルやベッドを配置して、「分かりやすく」を心がけています。
スケール感の分かりやすさと共に、「生活感」をイメージしていただきたいと考えています。
寸法は、一番気になるポイントだと思います。
なるべくわかり易く、
詳細に記載するよう心がけています。
特に水回りの図面は、拡大して、棚の位置や、取っ手の形などまで、はっきりわかるように書いています。
人型を入れるとさらに生活感もでて、より実感できる図面となります。
住まう方にとって、大切な図面や様々な情報。
わかり易くお伝えしたい、
と心がけています。
ミリ単位の寸法と詳細な設計
建築業界では、寸法単位としてmmを使います。
例えば、ドアの幅75cmではなく750mm、天井の高さは2.4mではなく2400mm、と表記します。
私自身も建築学生になるまではあまり使わなかったので、
最初は、
不思議だなと思いました。
設計図書がミリ単位で表記されているので、建主にお見せする図面も「ミリ単位」です。
最初は、「ミリ単位」になれない場合があるかもしれません。
図面や模型などを眺めながら、家具などの配置を含めてイメージして頂けると良いと思います。
そして、模型と共に、さまざまなイメージが湧くようなコンセプト図面をご説明します。
「空間のイメージ」をしっかりと建主に描いていただくことを大事にしています。
ここは、3mmにしようか、
あるいは5mmにしようか、など・・・
私たちは、ミリ単位で
詳細な設計をしています。
詳細な設計は設計者にお任せいただき、全体的なイメージをご理解いただけるように考えています。
次回は上記リンクです。