前回は「リノベーションで自然の光をすくい取る〜スリット状のサッシュ・空間に注ぎ込む切り取られた光・アウトドアリビングと大きな窓〜」の話でした。
目次
リノベーションの高い断熱設計:心地よい住まい
着々と断熱材が貼られて、家全体が厚さ100mmのロックウールで覆われました。
床は、厚さ100mmのスタイロフォームで断熱しています。
ちょっと先になりますが、完成後に建主から、
依頼者
すごく
暖かくなりました!
嬉しい声を頂きました。
とても
嬉しいですね。
建築家としてはデザインが最も大事ですが、断熱性や耐震性も同様にとても大事な事です。
心地よい住まいをつくりたいです。
断熱材の性能や厚さ、貼り方などには、
とても配慮しています。
見えてくる「建築の形」
2階は、石膏ボードで壁を仕上げてきました。
切妻屋根の下地の木の骨組みはいかにも「昔の木造住宅」という感じで、とても良い雰囲気でした。
デザインに活かしたい気持ちもありましたが、建主希望の屋根裏部屋を作るために天井を貼ります。
だんだん「建築の形」が見えてきました。
新築もそうですが、リノベーションの場合、以前の建物がありますから尚更感慨深いです。
この頃になると、現場で建主と打ち合わせしている際、
工事前は、
どうなっていたかしら・・・
こちらが個室で、
ここにドアがありました。
そういえば、
そうだったわね。
住んでいたのに、
解体すると分からなくなるものですね。
このように「解体すると元の間取りが分からなく」なることも、よくあります。
ボードが貼られ、だいぶ建築の概形が現れてきました。
これから、どんどん仕上げ工事が進んでゆきます。
次回は模型の話です。
リノベーション設計デザインと構造の架け橋〜梁のデザイン・既存軸組を活かす設計・模型でデザインを詳…
スリットのデザインと耐震性アップ
次回は上記リンクです。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。