前回は「3つの箱がズレて重なって生み出す「都市広場」〜海辺の公共性・海辺だからこそ成立する「商業+公共空間」・天空の浮遊する都市広場〜」の話でした。
目次
均等グリッドによる深淵な秩序:水面に映るTwin Square

神戸において、日本の伝統工芸品を展示する美術館をデザインしました。

大きく二つのタイプに分かれる工芸品に対して、全体の建築を双対の正方形ヴォリュームに分けました。

30度振った位置に配置した双対のヴォリュームは、均等グリッドによって取り結ばれ、深淵な秩序をもたらします。
ルーバーの内部に工芸品は配置され、ガラスとルーバーの間の経路は道空間となり、美しい景色が楽しめます。
「水と一体となった建築」の夜景:この空間でのみ得られる体験

この美術館は、一年を通して9時に開館し、18時に閉館します。
陽が落ちる時刻が早い冬では、上のCGのように建築はライトアップし、水の空間と建築が一体化します。
建築それ自体が、輝く作品となり、美術館内部の作品を引き立て、この空間でしか得られない体験をもたらします。
