商業施設の新築設計・デザイン 2〜デザインコンセプト・簡単な模型やCGで屋根勾配をシミュレーション・木の柱と梁のデザインが際立った空間・周辺環境に馴染む景観〜|東京の建築設計

前回は「木の温もりが感じられる商業施設の新築設計・デザイン 1〜対の切妻屋根のデザイン・ボリュームを分割・余白の空間を活かす・二つのボリュームの間の空間〜」の話でした。

目次

木の柱と梁のデザインが際立った空間

Twin Gable(新建築紀行)

こんにちは。

郊外の比較的ゆとりのある計画地において、商業施設を設計しました。

Twin Gable(新建築紀行)
Mana Muraki

2棟にボリュームを分けて、
周囲の自然環境に馴染ませました。

木の温もりが感じられる2棟の切妻屋根の建築をデザインしました。

Mana Muraki

二つに分かれたボリュームの間には
道空間が広がります。

シンプルなグリッドで骨格となる構造をつくり、木の柱と梁のデザインが際立った空間をつくりました。

周辺環境に馴染む景観

Twin Gable : Concept(新建築紀行)

商業施設の設計依頼を受けて、どのように建物の設計案を考えているのかについて、ご紹介したいと思います。

建物が建つ場所が、郊外にある「ゆとりある計画地」ということが最も大事なポイントでした。

Mana Muraki

高さを抑えて、
周辺に調和する建築が良いな。

周辺との調和を考え、低層の木造建築で、

Mana Muraki

そこに訪れる人たちが、
ほっとできる空間と場所にしたい。

「ほっと出来る空間」を生み出す発想から始まりました。

Twin Gable : Concept(新建築紀行)

心が落ち着く場所の一つには、家があると思います。

家の形というと、勾配のある屋根の形が一般的です。

そこで、勾配屋根の種類の中から切妻屋根をとりあげ、デザインの主軸としました。

Twin Gable : Concept(新建築紀行)

シンプルな山型(切妻)の屋根で、

Mana Muraki

利用する方が、
覚えやすく印象に残る建物になるといいな。

このように思いながら設計します。

周辺環境に馴染む景観となるような配慮も、設計の際には、とても大事です。

デザインコンセプト:簡単な模型やCGで屋根勾配をシミュレーション

Twin Gable : Concept(新建築紀行)

建物のボリュームを検討するにあたり、施設に必要なスペースをプランします。

そして、私たちが提案するテラスや光庭などを組み合わせて、デザインを進めます。

その一つの単位を並べてゆき、建物のボリュームを作り出します。

Mana Muraki

屋根の勾配は
このくらいだとどうかな?

Mana Muraki

こちらは、
もう少し急にしようかな・・・

簡単な模型やCGで検討を進めてゆきました。

さらに屋根勾配の具合をみながら、最終的に外形を決定します。

Twin Gable : Concept(新建築紀行)

また、木造の構造として、柱梁を見せるデザインとして木調の要素を全面に出しました。

木の温もりを感じられる空間とすることで、さらに親しみやすい場所を目指します。

Yoshitaka Uchino

ここの地域らしさ、良さを
デザインで表現したいね。

Yoshitaka Uchino

さらに街が活気づくような
建築にしよう!

Mana Muraki

建築が、
街に活気をもたらすようにしたいですね。

Mana Muraki

あらゆる世代の方に、
利用してもらえる施設にしたいですね。

このような「建築への想い」を抱き、検討しながら設計を進めていきます。

新建築紀行

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