前回は「新しい商業施設の計画・デザイン 1」の話でした。

こんにちは。
商業施設の設計依頼を受けて、どのように建物の設計案を考えているのかについて、ご紹介したいと思います。
今回の場所が、郊外にある「ゆとりある敷地」ということが最も大事なポイントでした。

高さを抑えて、
周辺に調和する建築が良いな。
と考え、低層の木造建築で、



そこに訪れる人たちが、
ほっとできる空間と場所にしたい。
という発想から始まりました。


心が落ち着く場所の一つには、家があると思います。
家の形というと、勾配のある屋根の形が一般的です。
そこで、勾配屋根の種類の中から切妻屋根をとりあげ、デザインの主軸とします。


シンプルな山型(切妻)の屋根で、



利用する方が、
覚えやすく印象に残る建物になるといいな。
と思いながら設計します。
周辺地域にも馴染む景観となるような配慮も、設計の際には、とても大事です。


建物のボリュームを検討するにあたり
施設に必要なスペースや、私たちが提案するテラスや光庭などを組み合わせて、デザインを進めます。
そしてその一つの単位を並べ合わせて建物のボリュームを作り出します。
さらに屋根の勾配具合をみながら、最終的に外形を決定します。


また、木造の構造として、柱梁を見せるデザインとして木調の要素を全面に出しました。
木の温もりを感じられる空間とすることで、さらに親しみやすい場所を目指します。



ここの地域らしさ、良さを
デザインで表現して、



さらに街が活気づくような
建築にしたいね。



建築が、
街に活気をもたらすようにしたいですね。



あらゆる世代の方に、
利用してもらえる施設にしたいですね。
このような「建築への想い」を抱き、検討しながら、設計を進めていきます。