前回は「本棚の柱:リノベーションの設計プロセス⑦〜1/10模型・模型と現実の間〜」の話でした。
本棚の柱:リノベーションの設計プロセス⑦〜1/10模型・模型と現実の間〜|東京の建築設計
大きな模型で、全体を具体的にイメージ
目次
モックアップをつくる
設計案も固まり、最終段階になりました。
モックアップを
作ってみよう。
それは
良いですね。
「モックアップ=1:1の模型」です。
ここまで検討することは珍しいです。
実際使い勝手を確かめ確信の持てるものをつくりたいと、作成しました。
実物大の模型をつくるのは、
初めてだな・・・
普段の模型材料で作成し、テクスチャも近い素材を印刷して貼り表現します。
実物大なので高さが天井まであり、完成品には迫力もあります。
円弧状に並べたら、
どうなるか、作ってみよう。
はい。
作ってみます。
デザイン案を実物大で検証
本棚の使い勝手を
検証してみよう。
実際に本を
入れてみましょう。
どんなサイズの本が、
どの程度入るかな。
意外と
収納量があります。
ここでも、新書10冊程度が、
入りそうだね。
実物大で機能性を検証
本の取り出しやすさは、
どうだろう?
結構、
取り出しやすいです。
手前側に円弧状に広がっているデザインなので、本が取り出しやすいです。
手前側が広がっているので、本と本の間に指を差し込みやすいので、本が取り出しやすいことがわかりました。
これは、モックアップを作って
初めて分かることだね。
モックアップで、使い勝手を確かめます。
また、建主の要望であった視線に関しても確認します。
本棚を並べ、隙間から視線の通り具合を見ます。
ここまで検証すれば、
自信を持って説明できるね。
実物大は
いいですね。
何度も
検討しましたね。
このデザインが実現するのを考えると、楽しくなってきました。
機能性を兼ね備えた、シンプルで独創的な案になりました。
それぞれの思いに応える設計を、目指しています。
完成写真は、下記からご覧ください。