「とれたての化石」が楽しめる木の葉化石園〜地層の中で葉が化石へ・地面深く掘削する基礎工事・文字通り大事な建築の「基礎」〜|地層と地盤1

前回は「初めての「オリジナル標本箱」作成〜ものづくりと「実物を最重視」する姿勢・実物の標本を間近に見る体験〜」の話でした。

目次

「とれたての化石」が楽しめる木の葉化石園:地層の中で葉が化石へ

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子どもと山で昆虫採集@福島県(新建築未来紀行)

子どもと一緒に、福島県会津で「昆虫採集+標本作り」のプログラムに参加しました。

子ども

今度は
蝶を捕まえたよ!

子ども

たくさん
昆虫を捕まえたよ!

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子どもと標本作成(新建築未来紀行)

たくさんの昆虫を捕まえて、すぐに昆虫の標本作りを行いました。

Yoshitaka Uchino

こうやって、昆虫の
標本を作るんだ・・・

筆者も昆虫の標本作りは初めての体験で、貴重な体験でした。

標本作りに関する話を、上記リンクでご紹介しています。

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木の葉化石園(新建築未来紀行)

その帰路に、那須塩原にある「木の葉化石園」を訪問しました。

木の葉化石園

皆さん、
ようこそ木の葉化石園へ!

木の葉化石園

この大きな地層は、
ここ塩原の地層そのものです・・・

木の葉化石園

ちょっと私が、今この地層から
石を取って、割ってみましょう。

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木の葉化石園(新建築未来紀行)

そして、「木の葉化石園」の園長(館長)の方が、目の前の地層から化石を採集して割ってくれました。

木の葉化石園

ほら、木の葉の
化石が出てきました。

子ども

すごいね、
すぐに化石が出てきたね!

木の葉化石園

皆さんに回すので、
ぜひ見て、触ってみてください。

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木の葉化石園(新建築未来紀行)

綺麗な木の葉の化石が出てきました。

いわば「出来立てホヤホヤ」の化石です。

子ども

さっき、発掘してばかりの
化石だね!

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木の葉化石園(新建築未来紀行)

閑静な自然の中にある「木の葉化石園」では、ここで採取された化石がたくさん展示されています。

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木の葉化石園(新建築未来紀行)
子ども

これは、
もみじの化石だね!

様々な葉の化石があり、「葉の化石」は比較的珍しいので、筆者も大いに楽しみました。

地面深く掘削する基礎工事:文字通り大事な建築の「基礎」

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蚕糸の森アパートメント:掘削工事(新建築紀行)

建築の際には、「地業工事」と呼ばれる掘削などの工事が最初です。

地面に屹立する建築は、なんといっても「地面あっての存在」です。

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蚕糸の森アパートメント:断面図(新建築紀行)

地下があるか、ないかで掘る深さは大きく変わりますが、地下の部分は「基礎」と呼ばれ、最も重要です。

Yoshitaka Uchino

何事も「基礎が大事」ですが、
建築では文字通り「基礎」と呼びます。

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豊島の家:整地工事(新建築紀行)

戸建住宅の場合は、地業工事といっても、土を少し掘り返してベタ基礎部分を造成する感じです。

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蚕糸の森アパートメント:掘削工事 (新建築紀行)

対して、鉄筋コンクリート造の集合住宅等の場合は、文字通り「地面を掘り返す」工事となります。

この地業工事の際には、土を掘る際に「周囲の地盤が倒れないようにする」ための土留めが大事です。

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蚕糸の森アパートメント:断面図(新建築紀行)

地面を深く掘ると、その部分が空洞になってしまうため、土圧で周囲の地盤が傾きやすくなります。

そのため、頑丈な鉄骨で周囲の地盤が倒れないようにします。

「木の葉化石園」で地面の中の地層を見ていて、建築工事の地業工事を思い出し、

Yoshitaka Uchino

この地域の地盤は、
内陸だから頑丈そうだけど・・・

特徴的な「化石が発掘される地層」は特別としても、周囲の地盤は明るめの土で出来ていると思われます。

Yoshitaka Uchino

だいぶ明るい色の土だけど、
どの程度の地耐力があるのかな・・・

化石と地盤のことを改めて考えさせてくれる「木の葉化石園」は、大人も楽しめます。

大人も子どもも、那須塩原周辺に行った際は、ぜひ訪問してみてください。

次回は上記リンクです。

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