発想を飛躍させるドローイング〜建築と都市と自然の結節点・スッと佇む整然とした建築デザインと自然を尊重する姿勢・自然との共生の形〜|蚕糸の森アパートメント・ドローイング6

前回は「公園や樹木との関係性を表現した断面図〜壁面の配置が明快な壁式構造・「公園と都市と一体となった建築」のドローイング〜」の話でした。

目次

スッと佇む整然とした建築デザインと自然を尊重する姿勢:自然との共生の形

新建築紀行
蚕糸の森アパートメント:4階平面図(新建築紀行)

大きな公園に面する、とても貴重な立地である蚕糸の森アパートメント。

設計コンセプトは、「自然との融合」であり、「揺らめく自然」「多様なる共生」を意図しました。

「自然との融合」を目指すデザインでは、デザイン自体が有機的な建築デザインを見かけます。

筆者は、これらの「不整形である有機的デザイン」に対して、「整然としたデザイン」を追い求めています。

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蚕糸の森アパートメント:断面図(新建築紀行)

断面図では、公園の森や樹木が建築と一体化するイメージを描きました。

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蚕糸の森アパートメント:断面図(新建築紀行)

壁構造である、この建築は、閉じるべきところは閉じ、開けるべきところは開けていることがポイントです。

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蚕糸の森アパートメント:模型(新建築紀行)

デザイン自体が有機的で「自然と調和している」というコンセプトよりも、整然とした建築が望ましいと考えます。

建築自体が主張しすぎるのではなく、自然に囲まれて、建築がスッと佇んでいるのが理想と考えます。

そのような姿勢こそが、自然を尊重する建築であると考えます。

発想を飛躍させるドローイング:建築と都市と自然の結節点

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蚕糸の森アパートメント:イメージ(新建築紀行)

今回は、自然と建築の融合するイメージのドローイングの話です。

上のドローイングは、極めて簡略化したデザインとしています。

建築の用途や法規制などから、直方体から一部直方体が欠かれた形状の蚕糸の森アパートメント。

上のドローイングでは、建物の外形を直方体にまで還元して描いています。

最も重要なコンセプトである、垂直動線の階段と自然の結びつきをイメージしたドローイングです。

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公園の樹木を建築内部に引き込む、共用階段の空間。

この共用階段の空間は、建築と都市と自然の結節点です。

ここで、ポイントは、建築ではなく、自然を主体として描いていることです。

そして、垂直動線の空間をスカイブルーとして、空をイメージしています。

このドローイングによって、建築コンセプトがリアルに具現化しました。

このような発想のもと、設計の詳細を進めてゆきました。

このドローイングを作成することは、設計コンセプトをクリアにするだけではなく、

様々なディテールに至るまで、発想の飛躍をもたらしました。

今後も、このようなイメージ・ドローイングを作成してゆこうと思います。

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