前回は「「都市に浮遊する床面」の商業施設〜地震力への抵抗とデザイン・「浮かぶ建築」と立体公園のような空間〜」の話でした。
目次
森の中の教会:二枚の木の壁面と一枚のコンクリート打ち放しの壁面

今回は、森の中の静かに祈ることの出来る教会のアイデアのご紹介です。
二枚の木の壁面と一枚のコンクリート打ち放しの壁面によってつくられる三角形の空間。
この空間は、祈りの為の象徴的な空間となります。

デザイン・アイデアの5つのフィロソフィー:YDS
・揺らめく自然
・有機的ヴォイド
・道空間
・都市広場
・多様なる共生
私たちのフィロソフィーから、「揺らめく自然」「道空間」「多様なる共生」をテーマとしました。
水盤は、空間に平和の意思を象徴します。

コンクリート打ち放しの壁は、自然光に照らし出される時、深遠なる美をもたらします。
そして、刻々変化する美を演出します。

三角形のボリュームと、コンクリート打ち放しの間の空間から、建築内部に向かいます。

そして、導かれるように、内部空間の入り口に至ります。
空間を変容させる「水と光のハーモニー」:外部空間と内部空間の隔絶と壁面

晴れの日には、トップライト・スリットからのライトが内部空間を鮮やかに彩ります。

雨の日は、屋根と壁の間のスリットから落ちてくる雨水が、コンクリート打ち放しの壁を伝ってゆきます。
そして、素晴らしい美と平和への意思を人々の心にもたらすでしょう。

外部の二枚の壁面は、周囲の環境を分断し、教会へと歩みを進める中で心を切り替えるための特殊な空間となります。
この象徴的な教会は森の中で静かに佇み、心を解放しながら祈ることが出来る空間をつくります。

水と光のハーモニーによって、空間に刺激を与えることを目論みました。
