全面ルーバー集合住宅の設計プロセス〜内部と外部で具体的に検証・全面ルーバー建築のメリットとデメリット・内部空間の自然光と視線〜|建築デザイン特許3

前回は「ルーバーで救う子どもたちの生命〜端正なファサードのルーバー建築・ルーバーを支える桟の存在・安全性と居住性確保するルーバーピッチ〜」の話でした。

目次

全面ルーバー建築のメリットとデメリット:内部空間の自然光と視線

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ルーバー建築のデザイン:特許取得(新建築未来紀行)

私たちが特許を取得した、テラス又は可動開口部全面をルーバーで覆う建築。

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ルーバーの建築デザインは多用されていますが、多くは「表層的デザイン」に留まります。

それに対して、私たちは、「子どもたちの落下防止と安全性強化」を考えて、上のデザインを考えました。

一般的に建築デザインに用いられる場合、ルーバーピッチは100mmから200mm程度が多いです。

落下防止のためには、私たちは、ルーバーピッチ==300mmが一つのピッチの基準となると考えます。

これらのピッチなどは、建築物のスケールにより、大きく変わります。

ルーバーによって、安全性が強化され、ファサードが引き締まることは良いことですが、デメリットもあります。

それは、全面的にルーバーを配置することによって、内観の自然光や視線が遮られることです。

今回は、本ルーバー建築の実現に向けて検討中の案を、ご紹介します。

全面ルーバー集合住宅の設計プロセス:内部と外部で具体的に検証

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ルーバー建築:外観ルーバーなし(新建築未来紀行)

具体的に、現在設計中の集合住宅(マンション)で、設計を検証するプロセスをご紹介します。

上の案は、通常のデザインの集合住宅です。

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ルーバー建築:外観ルーバーあり(新建築未来紀行)

そして、テラス部分を、ルーバーで全面的に覆いました。

ここで、ポイントは、ルーバーのピッチを様々に変化させていることです。

これらのピッチは、外観デザインや設備計画と並行して検討しました。

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ルーバー建築:リビング内観ルーバーなし(新建築未来紀行)

次に、内観デザインを進めるために、ルーバーの内観への影響を検討しました。

上の案は、ルーバーがない場合の対面式キッチンからテラスを見たパースです。

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ルーバー建築:リビング内観ルーバーあり(新建築未来紀行)

そして、上のパースは、外観と同じルーバーを全面に配置した案です。

これを見てみると、それほど自然光や視線を妨げないことが分かります。

上はCGによる検証であり、模型や実物大模型などでの検証が重要と考えています。

現在は、内部空間及び外部空間のデザインを具体的に検討しており、実現に向けて取り組んでいます。

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