オリジナル鉛筆のデザインと開発〜先端が細くなるデザイン・特許取得と実用化・鉛筆製造工程とコストダウン〜|身の回りのデザイン1

前回は「デザインを表現するシンプルなコンセプト・ドローイング〜建築の構成を具現化するエレベーション・ドローイング〜」の話でした。

目次

オリジナル鉛筆のデザインと開発:先端が細くなるデザイン

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今回はオリジナル鉛筆の開発に関する話です。

これまでに様々な建築を設計し、アイデアに留まった作品も含めると300以上になります。

このプロセスにおいて、デザインの発想を生かして、建築・都市から離れたものを生み出したいと考えました。

昔から、椅子をデザインする人が多く、コルビュジェやミースの椅子は非常に有名です。

私たちはオリジナル椅子のデザインも行なっていますが、今回は文具のデザインをしたいと思いました。

日々、スケッチなどにおいて使用している鉛筆。

この鉛筆で、オリジナルデザインを試みました。

その結果、生み出されたのが冒頭の写真のオリジナル鉛筆です。

特許取得と実用化:鉛筆製造工程とコストダウン

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一般的に広く使われている鉛筆は、「太さが一定」です。

それに対して、万年筆等では「先端が細くなる形状」が多く、この方が書きやすい傾向があります。

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そこで、鉛筆が徐々に細くなってゆく形状を考え、特許を取得しました。

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現在、この鉛筆の開発を進めております。

従来からの鉛筆製造のプロセスから外れる面があり、コストダウンの製造方法を模索中です。

このオリジナル鉛筆は、傘のような形状なのでアンブレラ・ペンシルと呼びたいと思います。

実現に向けて、また報告します。

New Architectural Voyage

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