関西のローカル駅と電車の魅力〜座席の配置と風景・神戸線・大阪駅周辺の風景・不思議な駅のホームの椅子の配置・関東と関西の違い〜|関西のくらし

前回は「千代田区のマンホールカード〜鉄腕アトム・東京23区・市区町村それぞれの特徴・皇居のある千代田区〜」の話でした。

目次

関西のローカル駅と電車の魅力:座席の配置と風景

関西の駅と電車(新建築紀行)

こんにちは。

今回は、関西のローカル電車の様子や街並みについてお話したいと思います。

関東では見られない様な光景や、驚いたこと、面白いことを紹介します。

関西の駅と電車(新建築紀行)

一番感動した事は、電車から瀬戸内海を臨む光景を見た時です。

乗り慣れている方には「普段の光景」として映ると思います。

私は初めて見た時に、

見て、
海が見えるよ!

あっ!
本当だ!

あの海って、
瀬戸内海だよね?

と、身を乗り出して見入ってしまいました。

関西の電車は、窓に対して垂直の配置も多くあります。

窓に平行して配置している座席が多い、関東の電車。

この時、外を見るためには「少し体をよじる」必要があります。

関西の座席配置であれば、自然と風景が視界に入ってきます。

やっぱり、座席は窓に対して
垂直の配置がいいな・・・

明石海峡大橋も、はっきりと車内から見ることが出来ます。

神戸線・大阪駅周辺の風景

関西の駅と電車(新建築紀行)

東京で電車通勤の際は、林立する超高層ビルばかり眺めていました。

その為、「景色を楽しみながら乗車する」という事が、とても新鮮な体験でした。

夏になると、海開きされている様子などもわかり、

もう海で
遊べるんだね!

そうだね、
今度行きたいね!

と、子どもも楽しそうでした。

この「夢のある乗車体験」は、日頃乗っている方には「当然のこと」かもしれません。

例えば、“海沿いを走る電車”というキャッチフレーズをつけると、

イメージが湧いて、
その土地・地域のアピールにもなりそうです。

この路線は、その様な「素敵な体験」が出来る貴重な場所だと私は思います。

不思議な駅のホームの椅子の配置:関東と関西の違い

関西の駅と電車(新建築紀行)

次に、大阪駅近くの駅に行く機会があり、関東との違いについて感じたことがあります。

この駅のホームでは、線路と平行に椅子が配置されていました。

この様な配置を私は初めて知りました。

なんだか不思議な
感じがする・・・

誰でも座って
大丈夫だよね?

と暫く考えました。

関西ではいくつかの駅に訪れた事がありますが、初めて目にした配置でした。

関西の駅と電車(新建築紀行)

さらに

大阪らしいなあ・・・

と足を止めて写真を撮りたくなるサインを発見しました。

“ようおこし”という言葉を初めて知りました。

「ようこそ」って
意味だと思うけど・・・

この地域の方は、
この様に言うのかな・・・

と改めて方言の魅力を感じた瞬間でした。

元町駅の風景は、観光地というよりはオフィス街の様でした。

観光客向けのサインという訳ではなさそうですが、

ウィットに富んだ関西らしさを不意に感じ、心が和みました。

関西の駅と電車(新建築紀行)

最後に、この本町という駅を出て街並みに驚いた事です。

地下鉄の駅で、階段を上り地上へ出ました。

その瞬間に目に入った光景は、道路の高架下にビルが建っているという状況です。

東西1kmにも及ぶ長さの、”船場センタービル”という建物です。

これ、
どこまで続いてるの?

左右どちらを見渡しても、続くビルと道路です。

中央大通という道路を建設する際に、商売をしていた人が移転先を探す事になりました。

移転先が難航し、窮地に陥る状況となった際、とある実業家が提案したそうです。

それならこの道路の下にビルを建設して、
そこで商売を続けたらどうだろうか・・・

この様な流れから、1970年大阪万博に合わせて竣工したそうです。

関西の駅と電車(新建築紀行)

有楽町の高架下の居酒屋などは、
知っていたけど・・・

こんなに大きなビルが
っている場所もあるんだ・・・

歴史を知り、大胆な都市計画を目の当たりにして、改めて日本の街並を考えさせられる光景でした。

随所に感じる地域の特性に、「関西ならでは」の奥深さを感じました。

新建築紀行

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