前回は「世界一周の”マーメイド号”の船内〜打ち放しコンクリートの明快なグリッド・冒険家の精神と建築・波と一緒に揺れるコンロ〜」の話でした。
西宮市甲山の自然:子どもたちの「宝探し」の昆虫探し

こんにちは。
今回は兵庫県西宮市にある甲山(かぶとやま)という山で、モリアオガエルの卵と蛍の観察をした話をご紹介します。
西宮市は、高低差の大きい街です。

かなり厳しい高低差が
特徴の街です。
海抜の高い地域には山に囲まれ、低いエリアには市街地や海辺が広がります。
西宮市にある甲山からはきれいな夜景を見渡すことができます。


今回は甲山で、モリアオガエルと蛍を見に行こうという行事に参加しました。
まずは施設で職員の方からレクチャーがあります。
この甲山には、ゲンジボタルとヘイケボタルが生息しています。



ゲンジボタルは流れのあるとこ、
ヘイケボタルは田んぼなどにいます。



蛍は実は昼間も光っています。
明るいから気が付かないだけなんですよ。
蛍が昼間の光っている事実に、



蛍って、
ずっと光っているんだ・・・
子どもたちは興味津々でした。
説明が終わると、森の中を見学に出発します。


道中では、沢山の自然に出会えます。



下の方に
イノシシがいる!
この辺りには、イノシシやシカ、ウサギはいつもいるそうです。
イノシシなら、西宮市内の住宅街でも時々見かけます。


散歩をしながら進んでいくと、



あっ、
クワガタだ!
子どもたちは歩いているだけで、お宝探しのような状態で楽しそうです。
モリアオガエルの卵の保全活動と蛍観察


モリアオガエルの卵を保全している湿地帯につきました。



木からぶら下がっている
白い泡の塊のようなものが卵です!
事前に説明を受けていましたが、比較的高い位置に枝に産み付けられていました。



あった!
あそこだ!



あんなに高いところに
あるんだね!


モリアオガエルはカエルの中でも貴重な種類のようで、近年盗む人が増えたとのことです。
職員さんや地域の学生さんが、数を把握し湿地帯にネットを張り、保全活動を行っているとききました。





生まれるときは、
湿地帯の中に落ちていきます。



雨が降って
落ちていくこともあります。
この時は、カエルは発見できませんでしたが、卵はいくつもありました。
カエルの卵といえば、水中にある事しか知らなかったので、



子ども向けのイベントですが、
大人も勉強になります。


次に、蛍を見つけに行きました。
暗くまるまで、辛抱強く待機します。
しばらくすると、蛍が光りながら飛び始めました。





わー、
きれいー!
こう言いながら、子どもは楽しそうに追いかけ、職員さんが捕まえた蛍を興味深く見入っていました。
街中では出会えない生き物に触れる事が出来るのも、子どもにとって貴重な経験です。
自然に触れ合い初夏を感じる事が出来、とても良い機会でした。



子どもと一緒に、
こういうイベントにまた参加したいです。