アイデア:都市広場~石神井公園の集合住宅~|東京の建築設計から

前回は「アイデア:都市広場~石神井公園の集合住宅~」の話でした。

目次

中庭から降り注ぐ自然光

石神井公園の集合住宅:階段から広場を見る(新建築紀行)

今回は、石神井公園の集合住宅における都市広場の話です。

石神井公園の集合住宅では、中庭(広場)から各住戸・各階の廊下へ自然光が降り注ぎます。

住まい手は自らの住戸から街へ出かける際、自然光に照らし出された空間を進みます。

あるいは、EV・階段にからエントランスホールへと降りる際に、自然の光を感じながら歩くでしょう。

石神井公園の集合住宅:広場・夜景(新建築紀行)

自然光の変化によって、シンプルな直線の廊下の空間で、
四季折々の風情を感じられます。

光と影のうつろい

石神井公園の集合住宅:エントランスホールから中庭を臨む(新建築紀行)

生み出される光と影による「光と影のうつろい」を感じることを意図しています。

石神井公園の集合住宅:中庭(新建築紀行)

ルーバーによって、柔らかく囲われた中庭の空間。

そこでは、ルーバー越しに自然の光がゆらめき、うつろいます。

集合住宅の空間においては、このような広場の空間と同時に道の空間も創り出したいと考えています。

それぞれの住戸にたどり着くための単なる経路ではなく、楽しみながら到達できるようにしたいと考えています。

ここでは広場の中に道の空間として階段を配置し、立体街路の様な空間を創り出しました。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次