前回は「自然光の入るあたたかな住まい〜熊本の家 2〜」の話でした。
自然光の入るあたたかな住まい〜熊本の家 2〜|東京の建築設計
変化する光の美を生むトップライトの光
テラスからの光とトップライトの光が、メインテーマの熊本の家。
他にも、様々な「光の演出」を考えて設計しました。
豊島の家とは異なり、テラスの周囲は全面ガラス張りにしませんでした。
子ども部屋に至る廊下は「道空間」と考え、
スリットからの光をつくりました。
アイデア:道空間~石神井公園の集合住宅・練り歩く体験・建築の余白・道空間の復権~|東京の建築設計から
街から集合住宅へつながる道空間
細長いスリット状の光が壁面と天井を鮮やかに照らし出します。
テラス付近にある階段には、テラスからの光が壁面を反射して広がり、淡い光に変化するイメージでデザインしました。
書斎には西に面するハイサイドライトを設置し、午後は光が強く差し込みます。
ハイサイドライトは、太陽の向きによって
彩りが大きく変化します。
プライバシー重視の寝室は、南に面するハイサイドライトをつくりました。
昼間は光が燦々と降り注ぎ、夕方からは落ち着いた淡い光が空間を満たします。
「光で住まいをつくりたい」という思いから設計した熊本の家。
様々な光を感じられる
空間となりました。
竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。