理想のオリジナルキッチンをつくる〜建主の要望に機能性とデザイン性をプラス・様々な要望とコスト管理〜|東京の建築設計から

前回は「世界で一つだけのこだわりのキッチンを作ろう!」の話でした。

目次

理想のオリジナルキッチンをつくる

新建築紀行
豊島の家:造作キッチン(新建築紀行)

今回は、建主の要望を詳細に詰めてゆきます。

工事契約の見積時の図面をもとに建主は色々と考えて、夢が広がります。

豊島の家の時は、建主から

キャビネットに
オーブンをつけたいのですが・・・

というご要望をいただきました。

国産・海外製をコスト含めて検討し、最後には奥様自身がショールームに行きました。

Mieleのオーブンが
気に入りました。

そして、製品を念入りに検討した結果決まったのが、ドイツ製Mieleです。

Mieleは、値段は国産よりもだいぶ高いですが、
性能は抜群です。

建主の要望に機能性とデザイン性をプラス

豊島の家:キッチン(新建築紀行)

キッチンボードも造作で制作して、建主ご希望の棚も設置しました。

ちょっとした棚は、調味料などが置けて、
便利ですね。

既製品のキッチンでは、オーブンはキッチンの天板の下に設置されていることが多いです。

新建築紀行
豊島の家:模型(新建築紀行)

私たちは「立ちながら開閉できる位置にオーブンを設置」する
タイプをオススメしています。

座って開閉するタイプが一般的ですが、
「立ちながら」の方が機能的ですね。

この時も天板とオーブンの下端を合わせて、機能性もデザイン製も高めました。

使い勝手抜群になるように
綿密にデザインします。

様々な要望とコスト管理

豊島の家:キッチン(新建築紀行)

奥様の夢を詰め込んだキッチンの詳細図ができ、コストも確認したら着工です。

着工後、何度か現地で打ち合わせしますが、奥様は「自分だけのキッチン」に夢が広がります。

私たちの図面をもとに、建設会社が「施工図」という詳細な図面を描きます。

その施工図が出た後も、

やっぱりここは
引き出しかしら?

と奥様は色々と迷います。

現場で打ち合わせの際に、

こちらを引き出しにして、
こちらは開き戸にしましょうか。

そうですね。
ここに、棚を増やして欲しいかな・・・

ここに木製集成材の棚を
追加して、統一感を出しましょう。

それは
いいですね。

ようやく最終案が決定しました。

実費で費用が上がる場合、その分を工務店が頂戴します。

工務店から見積書を出してもらって、

金額がこのぐらいアップしますが、
よろしいでしょうか?

分かりました。
それでお願いします。

私たちがコストをきちんと管理します。

その変更のご要望にも、
出来るだけ対応致します。

私たちも工務店も、建主に喜んでいただけるよう、出来るだけの対応を心がけています。

豊島の家:造作キッチン(新建築紀行)

完成して、奥様には大変喜んでいただいております。

私の思い描いていた
キッチンです!

豊島の家:造作キッチン(新建築紀行)

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。


新建築紀行

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