リノベーションと断熱設計〜断熱性・施工性が高いロックウール・断熱性能アップで冬も暖かい住まい〜|練馬の家7・東京の建築設計

前回は「リノベーションの「既存建築を活かす」姿勢〜柔構造の木造建築・自然の木の形の梁・合理的な耐震補強・構造用合板の活用〜」の話でした。

目次

リノベーションと断熱設計

練馬の家:断熱工事(新建築紀行)

木造住宅の大規模リノベーションの際には、ぜひ断熱性能の大幅アップをお考えください。

断熱には内断熱と外断熱の考え方があって、僕は内断熱派です。

大抵の古い住宅は、ほとんどの場合が内断熱です。

古い断熱材は傷んでいることが多く、断熱性能も低いので全部交換です。

柱の大きさにもよりますが、三寸五分(105角)のサイズの柱・梁の家ならば、約100mmの空間が開きます。

その空間には筋交や電気配線以外は空洞になるので、
思い切って厚めの断熱材を入れましょう。

練馬の家:断熱工事(新建築紀行)

断熱材は、様々な種類があります。

スタイロフォームのように断熱性能の高い材料の場合、30〜50mmの厚さで「高い断熱性能」を持ちます。

スタイロフォームのような固形物の断熱材だと、筋交等があると施工しずらいのが悩みです。

断熱性・施工性が高いロックウール

練馬の家:断熱工事(新建築紀行)

弊社は、ロックウールを使うことが多いです。

ロックウールは、グラスウールより遥かに密実で断熱性能が高く、柔軟性あるので施工性が高いです。

新築・リノベーションいずれでも、僕は厚めのロックウールを壁に貼ります。

練馬の家では、ロックウール100mmにしました。

さすがに厚すぎて、
施工しずらいかな。

と思って現場監督とも相談しましたが、上手く施工してくれました。

断熱性能アップで冬も暖かい住まい

練馬の家:断熱工事(新建築紀行)

断熱材が、柱から膨れているのが分かります。

筋交などはうまく対処して、厚いロックウールで住まいを包んで、断熱性万全です。

完成後、建主からは、

すごく
暖かくなった!

リノベーション前と比べて、
冬がとても暖かい住まいになりました!

と喜んでいただき、

とても嬉しく
思いました!

次回は、「工事監理とコンセプト」の話です。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次