本棚の柱:リノベーションの設計プロセス⑧〜1:1模型・モックアップ・実物大・機能性〜|東京の建築設計

前回は「本棚の柱:リノベーションの設計プロセス⑦〜1/10模型・模型と現実の間〜」の話でした。

目次

モックアップをつくる

本棚の柱:1/10模型(新建築紀行)

設計案も固まり、最終段階になりました。

モックアップを
作ってみよう。

それは
良いですね。

「モックアップ=1:1の模型」です。

ここまで検討することは珍しいです。

実際使い勝手を確かめ確信の持てるものをつくりたいと、作成しました。

本棚の柱:モックアップ(新建築紀行)

実物大の模型をつくるのは、
初めてだな・・・

普段の模型材料で作成し、テクスチャも近い素材を印刷して貼り表現します。

実物大なので高さが天井まであり、完成品には迫力もあります。

円弧状に並べたら、
どうなるか、作ってみよう。

はい。
作ってみます。

デザイン案を実物大で検証

本棚の柱:モックアップ(新建築紀行)

本棚の使い勝手を
検証してみよう。

実際に本を入れてみましょう。

本棚の柱:モックアップ(新建築紀行)

どんなサイズの本が、
どの程度入るかな。

意外と
収納量があります。

ここでも、新書10冊程度が、
入りそうだね。

実物大で機能性を検証

本棚の柱:モックアップ(新建築紀行)

本の取り出しやすさは、
どうだろう?

結構、
取り出しやすいです。

手前側に円弧状に広がっているデザインなので、本が取り出しやすいです。

手前側が広がっているので、本と本の間に指を差し込みやすいので、本が取り出しやすいことがわかりました。

これは、モックアップを作って
初めて分かることだね。

モックアップで、使い勝手を確かめます。

また、建主の要望であった視線に関しても確認します。

本棚を並べ、隙間から視線の通り具合を見ます。

本棚の柱:モックアップ(新建築紀行)

ここまで検証すれば、
自信を持って説明できるね。

実物大は
いいですね。

何度も
検討しましたね。

このデザインが実現するのを考えると、楽しくなってきました。

機能性を兼ね備えた、シンプルで独創的な案になりました。

それぞれの思いに応える設計を、目指しています。

完成写真は、下記からご覧ください。

新建築紀行

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