豊島の家 1〜戸建住宅の工事現場・配筋と基礎工事〜|東京の建築設計から

前回は「茨城の家 6〜上棟 2〜」の話でした。

目次

豊島の家:計画地

計画地

今回は、都内の「豊島の家」の新築現場の話です。

東京都内の計画地で、木造2階建の個人邸の設計・監理を行いました。

リノベーションと最も違うのは「敷地だけで、建物がない」ことです。

法規・コスト・建主の要望などのソフト面の制約はありますが、既存の建物などのハード面の制約はありません。

近隣の建物や道路の状況は、非常に重要なファクターです。

計画地の法規制:建築基準法

この戸建住宅は商店街に位置しているため、法規面の制約はほとんどありません。

デザインに関しては、かなりの自由度があります。

これは建築家にとっては、とても嬉しいことです。

反面、法規的な制約がないことは「少し寂しいこと」でもあります。

法規的な強い制約を逆手にとり、
デザインの幅が広がることがあります。

法規面の制約が強いのは、集合住宅等の設計の際の話ですので、集合住宅の現場の際お話しします。

整地から配筋へ

豊島の家:整地工事(新建築紀行)

早速、地鎮祭をして、着工です。

まずは敷地を整地して、整えます。

そして、基礎の耐圧版となる部分を掘削して、鉄筋を配筋します。

豊島の家:基礎配筋工事(新建築紀行)

みなさん、とても慣れたベテランなのでビシッと配筋してくれます。

豊島の家:基礎配筋工事(新建築紀行)

配筋が図面通りに配置されていることを、配筋検査でチェックします。

「鉄筋がどの程度整然と組まれているか」によって鉄筋を組む方々の技量が如実に現れます。

鉄筋が均等に並んでいて、
とても綺麗ですね。

次回は、配筋検査です。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

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