茨城の家 6〜家の工事の流れ・建築の有機的佇まい=上棟・軸組・構造模型〜|東京の建築設計から

前回は「茨城の家 5〜家の工事の流れ・柱と梁が組みあがる上棟・建前・軸組・構造模型〜」の話でした。

目次

軸組が一気に立ち上がる上棟・建前

茨城の家:上棟 ・建前(新建築紀行)

クレーンで引き上げられた梁がどんどん組み上がってゆきます。

梁と柱は一部フレーム化して、一気に持ち上げて組み上げてゆきます。

茨城の家:上棟 ・建前(新建築紀行)

現場の方々は、足場やまだ完成してない不安定な軸組に手や足をかけて、一生懸命木材を組み立ててゆきます。

いよいよ組み上がってきました。

茨城の家:上棟 ・建前(新建築紀行)

遠くからみると、少し華奢にも見える木造の軸組。

茨城の家:上棟(新建築紀行)

近くでみると、かなり迫力があります。

上の写真で、手前にある大きな梁せいの梁は、3間半のスパンを飛ばす梁で、最も大きな梁です。

建築の有機的佇まい:柱梁の軸組構造

茨城の家:上棟(新建築紀行)

軸組ができると、建築のおよその形が現れてきます。

その有機的な佇まいは、
まるで生き物のように感じます。

少しずつ進むコンクリート工事に比べて、一気に立ち上がる木造建築の上棟・建前はいつも感動的です。

茨城の家:軸組模型(新建築紀行)

鉄筋コンクリートとは、全く異なる構造です。

構造も作り方も大きく異なり、こうして遠くから見ると「華奢な感じ」すら受ける木造。

木造は、柱一本で「約7tくらいの荷重(重さ)」を支えることができます。

茨城の家:構造模型(新建築紀行)

鉄筋コンクリート・鉄骨造と比較すると「弱そうに見える」木造ですが、実は結構強い構造なのです。

しっかりした柱・梁の軸組構造に、筋交と構造用合板が加わり、全体の構造もしっかりしているのです。

茨城の家:軸組模型(新建築紀行)

次回は、屋根工事です。

竣工写真は、下記サイトをご覧下さい。

新建築紀行

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