前回は「工事費の話 1」でした。
今回は、工事費と見積書の話です。
個人邸の新築・リノベーションの場合、10〜20%程度の差が出る工事費の見積もり金額の話でした。

例えば、総工事費がおよそ4,000万円とすると、10〜20%の違いというのは、大体400〜800万円程度となります。

これは大きな違いですね。
場合によっては、この見積金額の違いが、私たちが頂戴する設計・監理費よりも高額になります。



私たちとしても、キッチリ査定します。


工事見積書は戸建住宅の場合でも、20〜30ページ、あるいはそれ以上に及ぶ詳細な書類です。



その一項目ずつを、
きちんと確認してゆきます。
時々、指定している仕様や品番と異なる場合があります。
その場合は指摘して、きちんと「設計図書と一致しているか」を確認します。


場合によっては、見積もっているはずの工事内容が抜けている(見積もり落ち)がある場合もあります。
数量等も概算で、きちんと確認します。
これら査定をきちんとした上で、見積金額を比較します。
必ずしも「見積もり金額が安い方が良い」のではありません。



見積書と技量・姿勢などを総合的に検討します。


これらを総合的に判断して、各建設会社・工務店と綿密な協議をした上で、建主に見積書の内容を報告します。
そして、比較的手頃な金額の見積書で、技術力高く誠意ある建設会社を、弊社が推薦させて頂きます。



「よい建築をつくりたい!」という
熱意は大事ですね。
基本的に、工事は推薦した会社に決定し、工事へと進んでゆきます。
弊社のサイトでは、概算になりますが大体の設計監理費・工事費用がシミレーションできるシステムが下記にございます。
ご要望や地域差によりますので、参考程度にして頂ければと思いますが、目安が分かりますのでぜひご活用ください。